今日は私たちの楽屋に 遊びに来てくれた少年がおります。
ですが 遊びに来たと云う表現は、少し語弊があるかも知れません


2012年6月新橋演舞場での、おもだかや襲名興行におきまして 
一門となり、もう4年の月日が経ちました。

中車さんのご子息 五代目市川團子ちゃん

まだ少ない彼の人生の中でも その後の人生は大きく変わった事でしょうね。


二代目猿翁 四代目猿之助 九代目中車 五代目團子、襲名披露興行の
スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に於きまして ワカタケルを勤めた團子ちゃん

4年前とは体格も違い、子役と云うよりは もはや少年です。
気がつきましたら もう今年で 中学一年生とか。
早いものです。


その團子ちゃん いやもう、團子さんが適当かも知れません(笑)

来月の八月納涼歌舞伎の第3部 橋之助さん主演『土蜘蛛』に 
「太刀持ち音若」として出演致します。


実は歌舞伎座に遊びに来た訳ではなく 日曜日、休日を利用して
その個人的なお稽古に 足を運んでいるのです。

ですがそこは、まだ中学生。
お稽古の時間まで色んな楽屋を覗きながら 居心地のいい処では
少し羽を伸ばしておりました。(笑)


この時間 今月の私の使っております楽屋には 私と弘太郎さんが居ります。
そこに来た團子さんと 3人、年齢的には3世代??で 色んな事をしばし談笑(笑)

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弘太郎さんも 入門したのはこのくらいの年齢でしたでしょうか?
12歳の時だったそうです。

おもだかやの一門も 未来を楽しみにしてくれる若い世代がつづき
子供の頃から 楽屋や一門のお弟子さんたちと打ち解けられるのは
何よりの事です。

以前にも書きましたが 今の猿之助さんが子供だったころから
おおよそ 30年と云う長い期間、ほとんど見られなかった 風景でございます。


ちょうどこの写真を撮っていた時、関東では震度3~4を記録する
地震もありましたが、お客様に影響もなく 何事もなくてよかったです。

この後 團子さんは、舞台の用事の済んだ猿四郎さんと 4階のお稽古場へと
参りました。 


来月の『土蜘蛛』
猿之助さんはこの演目の間狂言には 出演されておられますが、
團子さんにとっては またまた、他流試合的な出番。

これからも、おもだかや一門の新しい希望の星として 
未来の一翼を担っていくのでしょうね。 

楽しみな事です。(笑)