昨日 私の若い頃の女形の写真 34年前の『すし屋』のお里を
掲載させて頂きましたところ コメント欄で 
かなりのご評価を頂きました。(笑)

照れくさいですね。でも、ありがとうございました。

もう2度と あの頃の若さはありませんが、一応 私も過去に
女形を経験していたのだ、と云う事は お分り頂けたと思います。

歌舞伎の東西に関わらず、若い頃は 女形 立役の区別はあまりなく
だいたいの役者さんが 勉強としてそのどちらも経験しております。

特に関西出身は、役者数が絶対的に少なかったので、
両方を兼ねる場面は かなり多かったです。(笑)

その事が おもだか屋一門になりましてからも 大いに役に立ちました。

ですが、年齢もあるせいか、私はここの処 あまり女形は
勤めておりませんね。

最後にひと月 女形 それも娘役を演じましたのは、2013年10月
松竹座で愛之助さん主演の『大阪純情伝(女殺油地獄)』での、
お染でしょうか・・・?

ですがこれは 若い娘なのですが 実は、醜女役でしたので 
ブログにもその顔はアップしておりません(笑)

その前の女形はと申しますと、2012年11月、明治座での
『傾城反魂香(吃又)』での土佐将監、妻の北の方でしょうか? 

これは女形とは云え年配のお役でしたから、自然でしたね(笑)

さらに若いお役での女形は その年の2012年2月の博多座。
今からもう4年以上も前で、猿之助さんが、まだ亀治郎時代での
最後の舞台『鬼揃紅葉狩』での更科姫の侍女6人のうちのひとり、
「ぬるで」実は、戸隠山の鬼女の一人でした。(笑)

私が若い女形を演じる場合には必ず、実は・・・と云う 但し書きが
付いておりますね(笑)

その前は・・・?と 云いますと・・・もう遡るのはやめましょう!(笑)

そのくらい、女形から遠ざかっております。
もし今後 女形が来るとしたらどんなお役でしょうね?

もうお婆さん役でしょうか?(笑)

ですが、お婆さん役はその昔 スーパー歌舞伎『カグヤ』で 
竹取の夫婦、坂東吉弥さんの翁に対して おうなのお役を
勤めさせて頂いたことがございました。  

ま もしまた女形が・・・。そう云った事がございましたら 
今度来る女形に みな様 期待しないで期待してみてください(笑)


余談ですが、先日 NHK、Eテレビに於きまして 
『スイッチ・インタビュー達人たち』と云う 
藤山直美さんと香川照之さん(中車さん)との対談番組があり
お二人のお話がとても勉強になり 面白かったです。

その再放送が今夜深夜12時から ございますので、
もし興味のある方は 録画されるか、ご覧くださいませ。