現在お休み満喫中の私ですが、朝は早起きなのは、皆様ご存知の通り。
お休みだと致しましても、あまり寝坊をすることはございません。

ついつい早い時間に起きてしまいます。

と云いますのも、元々 そう云うような 寝られる限りは寝ている
という生活自体が 出来ない性格なのもあるのですが、
もう一つの理由としましては 朝見たいテレビのコーナーがあるのです。

すみません、これは関東の方しかわからない 関東ローカルの番組なのですが
毎朝、どんなに遅くても これには間に合うように 起きております。
(た~まに 悔しい思いをしますが・・・)

大阪や博多の公演で 何が寂しいって、この番組がない事。
お天気キャスターの依田さんが 懐かしくなり、東京に帰りますと、
「依田さんだ~!!」と思います。

すみません、前置きが長いですね(笑)


その朝の番組の お天気検定のコーナーを毎朝楽しみに見ているのです。
簡単にわかる問題の時もあり、勘を働かせるしか仕方のない問題もあり、
毎日楽しみながら 季節のお天気問題を 考えております。


今日の問題は 「五月雨」

五月雨《さみだれ》

これと同じ意味の言葉は 春雨 梅雨 天気雨のどれでしょうか?
と云う問題でした。 

ほとんどの方は お分りだと思いますが、
現在の5月は旧暦の6月、つまり 梅雨と云う 意味でした。


《さみだれ》いい言葉の響きですね。

この他にも時雨《しぐれ》氷雨《ひさめ》日照雨《そばえ》等        
「雨」と云う漢字には 「あめ」だけではない 色々な読み方が当てられ
読めそうで読めない読み方 同じ「雨」でもここに、日本の言葉の文化を感じます。


5月自体も皐月《さつき》


今月、歌舞伎座で上演中の歌舞伎の外題『時今也桔梗旗揚』これ読めますか?

「ときはいまききょうのはたあげ」と 読みます。

そして場面は、「馬盥(ばだらい)」

これは、明智光秀が主人の織田信長を 本能寺の変で焼き討ちにした史実を 
歌舞伎化したもので 謀反を起こすきっかけとなった様子を 
馬の脚を洗う盥(たらい)で 酒を飲めと云う辱めをうけた後の事
としました歌舞伎です。


ここで面白いのが幕切れ 愛宕山で明智光秀(歌舞伎では武智光秀)が詠む連歌、

「時は今、天(あめ)が下知る(滴る)皐月(さつき)かな」と・・・。

これは、史実で明智光秀が詠んだ連歌とされております。

「天 下を知る」と「雨が滴る五月」とかけてあり まさに五月雨!  


今日は、まだ梅雨入りこそはしておりませんが すっきりしない五月の雨で
部屋におりましても 寒く感じました。

まさに明智光秀の決意の日はこんな日だったのかも知れませんね。 


ところで、この歌と歌舞伎の外題。

外題の「桔梗」は明智の紋の事、
それ以外にも 色んな謎かけ的なことが あるんですよ。
この言葉が これに通じて  これには こんな意味があって・・・

謎解きしてみてもいいのですが・・・
書ききれませんので、気になる方は 調べてみてください。