今日は、大阪での休日!

前回『元禄港歌』の時の休日は、猿三郎歌舞伎教室として泉佐野の病院へ
ボランティアで 訪問しておりましましたので 
大阪で休日は 久しぶりです(笑)

もっとも年末年始も 大阪へ来ておりましたので、ホテル滞在での
休日と申すべきでしょうか?(笑)

初めてと云っていいほど 半年近くも東京暮らしがつづきましたので
旅のホテル仕様の用具の必要性をかなり忘れて居り、
本日は新たに いろんなものを買い込むところから始まりました!(笑)

うちに帰ればあるのに・・・(涙)

でも2か月、無いと困ります、なので買いました!(ダブり多数...笑)

それこそ お箸!茶碗! 湯のみ! グラス! お茶! コーヒー!等々 
ホテルによってある処と、ない処と・・。

困るのですよ!ほんとに・・・(笑)と、
世話場 世話場の猿三郎はこのあたりに致しまして・・・。


最近 コメント欄におきまして ある本の事が話題となり 思わず
喜んでしまいました。
それは昔、読みました山本周五郎さんの短編小説『日日平安』の中のお話。


今日はその中のいくつかを 紐解いてお話させて頂きます。

あまり詳しく覚えてない所もあるのですが 確か、5・6篇の短編小説で
構成されていたと思います。

題名の一遍『日日平安』はご存知、黒澤明監督の『椿三十郎』の原作で
本来は、杉田平野と云う、剣術の腕も立たない ただ腹をすかせた浪人が、
知恵を振り絞って お家騒動に立ち向かうと云う 痛快小説ですが、
当時、東宝で大当たりを取った黒澤監督作品『用心棒』の続編的作品に
と云う事で、黒澤監督が渋々、主人公を凄腕の用心棒にしたと云う
曰く付きの作品の原作です。

これが読みたいがために 私 この『日日平安』の本を買ったのですが、
それよりもこの中のひとつ 一番強烈に印象に残ったのが、先日 
コメント欄にて紹介しました『橋の下』と云う、小説。

血気盛んな年頃の少年が 親友と決闘する事となり、時刻より
少し早く 河原に来てしまったがために イライラしながら待って居ると
乞食の老人に声をかけられ・・・そこから語る。。。

これを読んで 私 何回も過去の事を思い出した事がありました!(笑)


それと二つ目にお勧めなのが、『水戸梅譜』と云うお話。父に次いで・・。
一途な少年のお話。。。水戸黄門さまたる 光圀も登場致します。(笑)

三つ目は少し、私は理解に苦しんだのですが・・・『城中の霜』と云う
橋本佐内のお話。あとのお話は、少し忘れましたが、その他にも別の
『日本婦道記』と云う 短編小説にも泣かされました! 

これは江戸時代の、さまざまな女性のつらい生き方ですが、でもその姿勢!
今の世界にはもう現実的に、あり得えないだろうなあ?と云うくらい
つらぬいた 何人かの女性たちのお話・・・。

これは、今の女性の方が読まれたら どのように思われるのだろうか?と
男性である私には憧れますが およそ今では現実たり得ない事が
当時は 虐げられたのか自分の意志なのか?

もしお読みになられた方は、またご感想を お知らせくださいませ。(笑)


ちなみに私は今、遅ればせながら(笑)半沢直樹を読んでます。
今二冊目。

映像が出てくる感覚で、二重の楽しみ方をしてます(笑)


この後は、義妹から民王の原作を借りようかと思っております。


ご心配をおかけいたしました体調も八割方戻りました。
少し頬がこけてしまいましたので、初日までには戻さなければ!