舞台に向かわれる、いろんな方の一瞬を撮らせて頂いて参りました
『ワンピース』の各俳優さんたち!

公演日数と共に 私の持ち駒も 残りも大変少なくなって参りました。
ま、これは計算して撮らせて頂いておりましたので  計算通りなのですが。

まだまだネタバレは続きます。



スーパー歌舞伎セカンドでは『空ヲ刻ム者』に続いて 
常連となりました、浅野和之さん

その独特のキャラクター、役作りは私たちにとりましても 大変勉強になる方です。

中でも、大監獄インペルダウンの奥深くから登場する
ニュー・カマーランドの指導者 イワンコフの抜きんでたキャラクターは 
猿之助さんの配役の慧眼もさる事ながら この人の持ち味を 
充分に発揮している場面ではないでしょうか?(笑)

群舞の中の一瞬ですが、イワンコフのパントマイムは この人の独壇場ですね。
今までの芸歴の片鱗がうかがえます。

この場面、見どころはたくさんあるのですが 是非 パントマイムには ご注目頂きたく思います。


歌舞伎には パントマイムとは申しませんが いわゆる「注進」には、これに近いものがございます。

『盛綱陣屋』の信楽太郎 『傾城反魂香』の狩野雅楽助 『義経千本桜 大物裏前 舟矢倉』での相模五郎。

義太夫によっての語りと動き!

パントマイムとは 正確には違うのですが、一つブログを書いていて 思い出したことが・・・。
昔々の話です。


『盛綱陣屋』に 伊吹藤太 という三枚目の注進が出てまいります。

行きかけて、戻ってきて 自分がかぶっていた「陣笠」を探す という振りなのですが、
当時の蓑助さん、後の九代目三津五郎さん(今の巳之助さんのおじい様です)が
このお役を勤められた時に 見ておりまして、今まで見ていた「歌舞伎の振り」とは
ちょっと違うな?と思ったことがございました。


三枚目の役が 物を探す・・・という振りは 皆様もご覧になったことがあるかと思います。

『義経千本桜 吉野山』では 逸見藤太が、狐の術で消えた忠信を探す 同じような振りがございます。

同じ探す振りなのですが・・・。消えた人を探すのと 置いていた忘れたものを探すのは 自然 首の動きが違います。


言葉に致しますとちょっとわかりにくいかもしれませんが、蓑助さんは 
まず、体はそのままで 下に目線が行き 首だけをその目線に合わせて 追いかけて先に動かして 
その後 首に体がついて行き 体を動かしておられました。

私も正確にはパントマイムを習ったことはございませんので あまり大きなことは言えません。

定説ではございませんし、私の感じたことをそのまま書いておりますので、あらかじめお断りしておきます。

パントマイムの名人 チャップリンが無声映画で 同じように 首からの動きをしていた様に思いました。
そう云えば、文楽人形もまず頭からです。

そのあたりを 取り入れた役作りをしていたのかな?と思います。


すみません、話がずいぶんと逸れてしまいました。(笑)


で、皆様 すいません ここまで引っ張って来て 期待されておられますでしょうが、
イワンコフの写真は ちょうど私の出番のあとになりますので、ございません 
悪しからず・・・(笑)


その代わりですが、1幕と3幕に登場する 海軍の司令官 元帥のセンゴクを
撮らせて頂きました。(笑)


イメージ 1



この元帥センゴクも マンガの完全コピーですね。
衣裳の勲章の数々にも ぜひご注目ください。

3人の海軍中将 3人の海軍大将を従えて 居並ぶ元帥センゴクは
やはり威厳がございます。

1幕 火拳のエースを捕える場面 3幕 白ひげ海賊団との戦い 等々、
イワンコフとはまるで別人です。(笑)


そして今日は特別に海軍中将3人 海軍大将3人 中将大参謀のつるを従え
勢ぞろいした海軍司令部の面々の全員集合写真です。


イメージ 2


ご協力くださいました皆様 本当にありがとうございました。


さあ 千穐楽まであと3日 5回の公演を残すのみ いよいよカウントダウンです。