監獄の仲間は、楽屋の仲間

気が付きますと、今日は２６日。
他の劇場では　もう昨日千穐楽を迎えたことになるのですね。

二ヶ月連続公演の私達には　この実感が全くないままだったのですが、
実感を沸かせざるを得ない　御訪問者が　本日多数（笑）

東京や名古屋で千穐楽を終えた人たちが　続々と新橋演舞場に足を運んでくださいました。
そして　楽屋を訪れてくださいました。

私のところにも　何人もの方が　来てくださいましたが　その中のお一人。
中村錦之助さん。

云わずと知れた　中村隼人さんのお父様にして　私達と共に　初期のスーパー歌舞伎の
生みの苦しみを　共に体験した仲間の一人（笑）

楽屋に来てくださいまして、ひとしきり　当時の思い出話に　花が咲きました。

「面白いよ、すっごい面白い　でも、見るに限る（笑）」

今までのいろいろな手法、使い古された手法を　こうして新しい形で使いますと
初めてみる方には　斬新な演出に　見えるのでしょうね。

あの場面も　あの場面もあるね　と云う話を　致しました。

そして、ともに苦しみながら　作ってきたことを知っているからこそ
「見るに限る」
なんでしょうね（笑）

昔の仲間との　楽しいひと時でした。錦之助さん、ありがとうございました。
　

昔を知る仲間とは　本当にありがたいものです。

私　今月の新橋演舞場『ワンピース』の楽屋は　
瀧乃屋の市川門松さんと二人部屋です。

門松さんとは長年来の舞台での同志。

初期の明治座の通し狂言あたりからのお付き合いですから、もう３５年以上でしょうか？

猿翁旦那の『義経千本桜』の海外公演から　スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の
初演あたり　そして現在まで　ず～っと　一緒です。(笑)

この年代の友人で、まだ共に同じ舞台に立っている人は　本当に少なくなりました。

それだけ、過酷な今までの戦い（舞台）を生き抜いてきた一人なのですね(笑)

楽屋での話題もお芝居の事はもちろん　過去の○○や　飲み会等　その他いろいろ(笑)

そして何より彼はスポーツ大好き人間で　過去には、猿翁旦那の野球チーム　モンキーズでの
投手をしていたことも・・・。

ちなみに私はセカンドでした(笑)・・・ずいぶん前のお話ですね。
お互い若かった時のことです。

門松さんのお子さん二人も　少年野球から高校までは野球部だったとか・・。

そんな彼ですから　先日のラグビーＷ杯などの時も　ルールを聞いたり
詳しいことを教えてもらったり。
私も　ラグビーは　お正月にテレビで放映してましたら　見たりする程度には
好きだったのですが　詳しいルールと申しますか　知っていたら　もっと楽しい
そういったことを　教えてもらったりしておりました。

勿論、野球に関しましては　凄く詳しいので　色んなエピソードなども聞かせてもらいました。

最近聞かせてもらってゾッとした事が、アメリカ大リーガーでのカブスの話題。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の未来が現実にやってきたということは
数日前に　かなり話題になっておりました。

当時　未来の２０１５年１０月２１日が　登場して色々な　未来の予想がされておりました。
現在、実現しているもの、まだできていないもの、そんな比較が　テレビでもされてましたが、　

その時に一つの　「予言」が載っておりました。

それこそが「７０年ぶりにカブス優勝」の未来記事。

ワイルドカードで・・・まさか実現するか？と思いましたが、さすがにこの予言は
そこまでうまく歴史は流れてくれませんでした。

その話をしておりました時に　聞いたのが、このお話。
真偽のほどは　まあ、都市伝説的なこともあるのですが・・・

私は、それほど詳しくは知らなかったのですが、カブスの「ヤギの呪い」の話を聞き
ゾッとしました。

詳しくは書きません。
気になる方は　調べてみてください。

へ～こんなことがあるんだ～と、思ってしまうくらいの　お話です。

そんなことまで教えてもらった門松さん
楽屋の話題は豊富で　毎日楽しい時間を　過ごしております。

今月　段之さん　私とともに　やはりインペルダウンに囚われている　
元看守　シリュウを熱演されておりますが、

今日の写真はもう一つ　３幕で熱演されている　海軍少佐　ブランニュー。

グリーンのパンチパーマにサングラス　そして和服にマントと云う
これも　なんとも不思議な姿ですね(笑)

門松さんに合ったいでたちだと思います。

２ケ月の楽屋（もうひと月が終わろうとしておりますが）、楽しく過ごしております。