昨日、あるテレビ局で『11人のカウボーイ』と云う西部劇映画を
放映して居りました。

帰宅後 思いがけずに見てしまったのですが・・・(笑)

ジョン・ウェイン主演の西部劇。私が子供の時には 西部劇の大スターでした。

それこそ、『駅馬車』『リオ・ブラボー』『アラモ』『騎兵隊』等々
西部劇の何物にも屈しない 強い男のシンボルでした。

ですが、この時のジョン・ウェインはかなりの年齢で、・・・・
自分自身がもうカッコいい 西部劇の主人公を描けないと思ったのでしょうか?

途中で悪者にあっさり殺されてします。(びっくり!!)

もとよりストーリーとしては単純で、牛を運ぶためのジョンが雇っていた男たちが
金の採掘に走ったために、カウボーイを人出不足で雇えず、急きょ17歳以下?
のアルバイト的な少年ばかりを雇い 牛をある処まで運ぶまでのお話。

経験不足の少年たち、いろんな災難が途中で待ち受けながらも ひとつひとつ
経験を重ね 最後には牛泥棒の集団に襲われます。

その対応を巡って、目の前でジョンは殺され 牛を奪われ茫然自失の彼らが選んだ手段は
牛を運ぶという契約のその責任を初めて受け入れ 知略をめぐらし
牛泥棒を一人づつ倒していき 最後には牛泥棒からその牛を奪い返し 
目的地まで届けて その報酬をジョンの墓石のために使うという 
ウエスタン・スピリッツ!

若き頃 見ていたミスター・アメリカンのジョン・ウェインの映画として 
思いもしなかった映画でした。

でも、ジョン・ウェインにしても、この当時 いつまでも西部劇のスターでは
いられないと 思ったのかも知れません

いつの時代に於いても 次の時代の若者に志を継がせるというのお話は
古今東西を問わずに思い出される お話ですね。

来月の『新・水滸伝』もお話のモチーフは同じかも知れません

朝廷の体制に君臨した悪の男たちを 梁山泊の悪のあらくれ男たちが
逆に征伐するという物語。

でも 私の宋江は劇中で死にはしませんが、もうジョンの域かも知れません(笑) 

『11人のカウボーイ』

歌舞伎でも時代劇でも そして西部劇でも 次の若者に志を譲る
というモチーフがあると云うのは 今の年代の私が憧れる作品かも知れません(笑)