皆様、すでにご存知の猿三郎ブログの世話場シリーズ。(笑)

時々ですからいいのであって、しばしば登場しますと
あまりにも世話場過ぎて。。。ご覧になっているお客様に申し訳ございません。

前々回の世話場シリーズ、確か一年以上前の 冷蔵庫の突然死の話でした。(笑)

あの時も 暑い日の朝 突然動いていない冷蔵庫に焦りまして その日のうちに
家電店へ走った思い出があります。 来たるべく時に備えましての 今まで考えていた色んな型の
冷蔵庫は断念致しまして とりあえずは その日のうちに届く型の冷蔵庫。 

壊れた冷蔵庫の中は野菜 鮮魚等 満載。それがお休みの日の最終日!
焦った思い出は1年前のブログをどうぞ・・・!(笑)
ほんまになんでやねん!でした。


そして、今回の和室リフォーム。


これでまた 半年から一年は世話場シリーズ、ないモノと信じておりました。



信じていたのですが・・・(涙) 早々上手くいきませんのが、残念なところ。


実は。。。プチリフォーム ちょっとしたトラブルがございました。
新しく替えた畳のちょっとしたアクシデント。

何とか 再度の交換にならないように 提案をしつつ施工会社との交渉の結果、
昨日、再びの6帖 全畳撤去と相成りました(号泣)

畳の入れ替えそのものは短時間ですが 家具の移動や整理 掃除はその都度に
しなければなりません テレビやDVDレコーダーアンテナ線の配線等
これが大作業なのです(涙)


もう、先日和室に敷いておりました レジャーシートはお役御免になりましたし
廊下での就寝も、この熱帯夜の予想では 病人が でかねません。

熱帯夜ではなくても どうにかこうにか  先日は乗り切った難所、
一度終わったものを 忘れたころに再びと云うのは 精神的にもう無理です(涙)


結局 昨日の夕方に「今日は和室使えません」と云う連絡を 仕事中の家人にしまして
急遽、その場で携帯で近くのホテルをとってもらう羽目になってしまいました。
(私も取れますが 安くて、いつものアカウントで ポイントを貯めてでは 無理)


折角の 新しい和室のはずが 忘れたころの ホテル住まいになってしまいました。


ところで、先だっての廊下生活の時に 家人から「無理なら方違えしようね」と云われてました。


字で書きますと「方違え」、よみにしますと「かたたがえ」

ずっと言われていたのですが なんとなくよくわからなかったので(笑)
スルーしながら 適当に会話を続けておりました。
(ま、しらない単語に時々私が使います「手」です・・・笑)


途中で、指摘されました。

「ねえ? 「方違え」って 意味わかって 会話している???」と(笑)

バレてた!!!(爆笑)



・・・ハイ、すみません、なんとなくで 会話をしてました。



「方違え」と云うのは 平安時代からの行われていたものの一つで、
陰陽道などで 行きたい方向が 「よくない方向」だと言われた時に
一旦、別の方向に行って 方向を変えて一泊なりして、目的の方角に
行くことだそうです。

『源氏物語』などの物語を読んでおりましたら 度々出てくるので
知っていて 損はない言葉だとか・・・

一つえらくなりました。


勿論私たちは どこかに行くわけではなく、方向を占ったわけではなく、
単に「宿移り」の意味なのですが、そういった風習が有ったこと、
なるほどなあと思っておりました。


で、昨日は 急な方違え(正式な使い方ではありませんので 念のため)
地下鉄をいくつか行ったところの ホテルでの一晩を過ごしまして
今日は 再びの 交換された新しいい草の畳の部屋に 落ち着きました。


と、ここまででしたら 単にほんとうの「世話場話」で終わってしまいます。


実は、ここ数日、通勤の時間に あるお客様から頂きました文庫本「風神の門」を
読んでおりました。

真田幸村が主人公かと思いましたら案に相違の 十勇士の一人 霧隠才蔵が主人公で
猿飛佐助も登場致しますが、私が思い描いてる二人とは あまりに違う設定で???でした
が、私の好きな司馬遼太郎さんの作品にこんなのがあるのか?と 目から鱗でした。

もともと、『梟の城』は好きでしたので、その後の続きのような作品で 吸い込まれるように
通勤電車で 今日読み切ってしまいました。

その『風神の門』の、もうそろそろ 佳境に入ると思っておりましたところ・・・

出てきました「方違え」(笑)

時代的には、関が原以後の大坂の陣の時代です。
ですが、先日家人から聞きました説明と ほぼ同じようなことが 本の中で説明されておりました。


残念!!!

もう少し早く読み進めておりましたら「「方違え」わかって聞いてる??」に
もっと、格好よく答えられたのですが・・・。

それもこれも 後の祭り。(笑)


ですが、こんな状況と会話があったからこそ、「方違え」と云う言葉が
印象に残ったのでしょうし おそらく一生忘れない言葉になったのでしょう。

言葉の巡り合わせも 面白いものです。

面白いものですが、もう現実世界での方違えは 遠慮したいものです。


二度目の畳替えで またまた新しいい草の香りで本日は休みます。


ひと月の時間のある公演が結局 こんな事で時間を潰されていってしまうのです。 
でもまだ、2週間を楽しめるなら よしとしましょうか?(笑)

今日で私『風神の門』を読み終わり 明日からは同じ方から頂いた文庫本
『下町ロケット』を読む予定です。

これは、同じ読書が趣味の家人に通勤最中 先に読んでもらいました。

家人は 「面白すぎて1日で読んじゃった!」と 絶賛して居りました。

明日からは プチリフォームのその後にも悩まされず また、通勤が楽しみな猿三郎です(笑)