昨日は、鴈治郎さんと藤十郎さんの家紋に触れさせて頂きました。
今日はご子息とご兄弟の家紋です。
残念ながらのれんには、お二人とも家紋が描かれていなかったために、
あるところに刺繍されておりましたご紋を写させて頂きました。(笑)
あるところに刺繍されておりましたご紋を写させて頂きました。(笑)
ちょっとお借りいたします。
三代目扇雀さんのこのご紋は 皆様よくご覧になられているかと思います。
寒雀に扇。
特に関西の方はその昔 テレビにおきましてもこのご紋 よく見かけましたのでは(笑)
現坂田藤十郎さんが扇雀時代 映画などでのご活躍もあり
上方に於いて爆発的な人気がありました。
上方に於いて爆発的な人気がありました。
二代目扇雀ご襲名の時に 「名前に由来する飴を作ってほしい」、とあるお菓子会社に
ご依頼され そのお菓子会社も 扇雀さんの人気にあやかりたいとして
このご紋を登録商標しました。その名も『扇雀飴本舗』
ご依頼され そのお菓子会社も 扇雀さんの人気にあやかりたいとして
このご紋を登録商標しました。その名も『扇雀飴本舗』
私が大阪に住んでおります時 ついご近所にこの会社がございました。(笑)
当時は私の地元の土地の名前をとったお菓子会社だったのですが、
社名を変え 歌舞伎座にもこの飴が並ぶようになり 大人気となったそうです。
社名を変え 歌舞伎座にもこの飴が並ぶようになり 大人気となったそうです。
もちろんこの会社、三代目さんになられた今でも、発展している企業です。
実はこのご近所に知り合いが居りまして 私もこの会社に訪問させて頂いた事がございます。
この時に飴を作る作業を 初めて見せて頂きました。
この時に飴を作る作業を 初めて見せて頂きました。
飴の形も、このご紋を形取った飴でして いろんな味がございます。
いつか皆様も ご賞味ください。って 私 この会社の回し者ではありません
いつか皆様も ご賞味ください。って 私 この会社の回し者ではありません
話が逸れました。(笑)
鴈治郎さんのご子息の壱太郎さんも この寒雀に壱と書いた
ご紋を使われておられます。
ご紋を使われておられます。
現鴈治郎さんも、襲名前に「翫雀」を名乗っておられたころは 寒雀に翫のご紋を
使っておられました。
使っておられました。
ひと口に紋と云いましても 江戸のように伝統もあれば
上方のように ご自分で工夫されるご紋もございます。
上方のように ご自分で工夫されるご紋もございます。
名前を襲名するのと共に 紋も変わっていく。
なかなか興味深いものですね。
なかなか興味深いものですね。