さあ、博多座公演も残す処5日を切りました。
来週は今頃はもう 自宅で何ができるか? と 帰る日を数えられる
今あたりが一番 楽しみな時期です。(笑)


26日千穐楽ですが、出番が終わってからのその日 夜遅くの飛行機で
当日、帰れる人もいれば 最終『芸道一代男』の2幕に出ている人は 
どうしても帰京は次の日にせざるを得ません

私は後者の方。

私が出番を終わって 急いで楽屋をかたずけてからのフライトは 
東京へ着いてからも深夜となりますし 時間的にどうしても無理がございます。

ゆっくり次の日に帰る事と致します。(笑)

でも7月の出番とお稽古により この1日の差は本来は大きいのですよ(笑)
ですが、私 急がなくてもよい理由がございます。

先日、会社より7月歌舞伎座の出番のお達しがございました。


ここで、7月の私の出演演目ですが・・・。 


書きにくいなあ~。(笑)


昼の部 『南総里見八犬伝』の芳流閣屋上の場 円塚山の場、のうち
幕開き 芳流閣屋上の場の前の浅黄幕前の家来の一人として 登場致します。
舞台滞在時間 おそらく1分弱。 すいません出番はこれ一つだけです。

笑うしかありません(笑)皆様 笑ってください。


お客様が昼の部 ご入場に手間取られて 開演後にお席に着かれた時には 
私はもう 引っ込んでおります。

お客様にとりましては たったこれだけ? と思われるかも知れませんが
正直 私 有給休暇に近いものを頂いたと 安堵いたしております。

7月歌舞伎座は出演者も多く、名題役者の人数もかなり多いです。
その割にたくさんの人が出る演目が少なく、みんながひとつづつくらいの
出番なのです。多い人で二つくらいでしょうか?

で、私は 会社のご配慮もあり 朝一だけとなりました。


ですが、油断はできません 

何年か前の朝一の出番5分だけ と言いますと、どうしても 恐ろしいことが
思い出されてしまいます。

猿弥さんが急病でドクターストップと云うことになり 
急きょ『海神別荘』の沖の僧都の代役が 2時間後に幕が開く、と云う時に決まり
それから6日間、猿弥さんの復帰まで 地獄の思いをした事がございました。 

今回はそんな事はないかと思いますが・・・。(笑)


ここのところ3,4月東京大阪『かぐや姫』5月『明治座公演』6月『博多座公演』
わりと出番が多く 正直、体力的にもしんどく 拘束時間が長い日々が続いておりました。

7月はお休みを申請する訳にも行かず、もしも出番的に辛かったらどうしよう?と
少しハラハラしておりました。 

思いがけずに時間を頂き 舞台を続けながら、病院の検査もできますし(笑)
うちでやり残していた 色んな作業もできそうです。


実は今年は2月の後半と4月の大阪、6月の博多と旅公演が多く 
さらに8月がまた大阪と その都度の荷物の出し入れで、
狭い我が家の部屋が、荷物の整理もつかず、出しっぱなしで未だに
ごった返しております。とにかくその時間すらなかったもので、本当に時間貧乏です。(笑)


今年になってマンションの和室の方を 少し模様替えもしたいと 
思っておりましたが なかなか着手できないでおりました。 
それもようやく目途が立ち ちょっと来月が楽しみになって参りました。(笑)

7月は私、そんな感じの出番ですので、何卒 ご了承を賜りたいと存じます。


七月歌舞伎座、昼の部にて お待ち申し上げております。

くれぐれも、開演の五分前には 劇場にご到着頂きまして、ご着席の上
幕開きをお待ちいただけますよう、心からお願い申し上げます(笑)