昨日のブログをアップした数分後に、Yahoo!ブログの
システム障害が起きました。

私のブログアップの時間は皆様 だいたいお分かりのご様子なので
その時間にアクセスされたご訪問者も たくさんおいでだったのではないかと
存じます。

私も再度、チェックのためにブログを開こうとしましたら
「システム障害のために開けません」と云う メッセージが
表示されるばかりでした。

あらかじめの、システムメンテナンスであるならば 
通知がある筈なのですが 昨日は突然の事でしたので、
ご訪問された皆様も、おそらく不可解に思われた事と存じます。

改めてお詫び申し上げます。

朝になりまして、ブログは復旧されておりましたので、
とにかくホッとした次第です。ご迷惑をおかけ致しました。



さて2日目の博多座、朝から雨模様でして午後は曇り空  
夕方からは、とてもいいお天気となりましたが、こちらも 
お天気システム障害の模様と云ったところですかね(笑)

お芝居も慣れた演目が続きますので、2日目と思えない程の
落ち着きぶりです。お蔭様で私も初日 2日目のドキドキ感がなく(笑)
台詞もバッチリで、余裕をもって舞台に立っております。(笑)

昼の部、二つ目の『連獅子』ですが、これも皆様 おなじみご存知の演目。

今までで有名な親子の共演では、先代勘三郎さんと勘三郎さんの親子 
幸四郎さん染五郎さん 仁左衛門さん孝太郎さん 先代三津五郎さんと三津五郎さん
団十郎さん海老蔵さん その他にも、親子ではない組み合わせの『連獅子』も
過去には たくさんございます。

おもだかや系を含むほとんどの『連獅子』の間狂言は、いわゆる宗論と云われ
法華の僧と浄土の僧が、天竺清涼山へ修行に行こうとするお話です。
私も何度か勤めさせて頂きました。

ですが、成駒屋系の『連獅子』は、独特の間狂言なのです。

今年2月の松竹座の『連獅子』の折には、襲名披露公演で
猿之助さんと松緑さんが参加されておられましたので 
このお二人の普通の宗論の間狂言でした。

成駒屋系の『連獅子』の間狂言は 上演回数は少ないのですが、
修験者と里人のお話なのです。

詳しくは観劇の時に・・・。 これらもお楽しみ頂きたいと思います。(笑)


『連獅子』は、おもだかやでも数多く上演されております。

その昔は初代猿翁旦那と三代目段四郎さんの親子の連獅子。
その後、二代目猿翁旦那と四代目段四郎さんの兄弟での『連獅子』
これは澤瀉十種にも数えられております。

以後 猿翁旦那と右近さん 段四郎さんと猿之助(亀治郎)さん  
段四郎さんと右近さん 最近では、右近さんと弘太郎さん 
猿弥さんと弘太郎さん 右近さんと猿弥さん

さまざまな組み合わせが可能ですね(笑)

その他 猿翁旦那と猿之助さんの組み合わせの『連獅子』は、
過去に4回ほどございます。   

他に変わり種『連獅子』は勘三郎さん 勘九郎さん 七之助さんの三人連獅子。

これは役通り 親獅子と二人の子獅子ですが、同じ三人連獅子でも、
1999年と2013年に松竹座で上演された『連獅子』は、
父獅子と母獅子と子獅子の珍しい組み合わせ。

1999年は 鴈治郎(現藤十郎)さん、秀太郎さん、翫雀(現鴈治郎)さんの三方、
2013年は 愛之助さん、壱太郎さん、上村吉太朗さん でした。


同じ『連獅子』でも そのお家の役者さん色の親子で全く違ったものに見えるのは
歌舞伎のもっとも大事なところです。

歌舞伎の場合、知っている演目 知っている同じ踊り等を 役者であり、
それもそのお家の演じ方の『連獅子』を見る事により 面白さが増す事になります。

また、お家によっても 衣裳もかなり違っており、印象も変わってまいりますので、
そのあたりも、楽しんで頂けたらと思います。


今回の鴈治郎さん 壱太郎さんの親子での『連獅子』は、踊りの曲は一緒ですが、
振付がもちろん お家によって違って参りますので、上方色の濃い『連獅子』では
ないでしょうか? 

文字通り『連獅子』の毛振りも まだまだお若いお二人で 圧倒されます事でしょう。
力強いお二人の『連獅子』もお楽しみ頂きたいと 思います。