お芝居のお話を少し 休憩いたしまして、今日は私の日常の事です。

先月、大阪松竹座『かぐや姫』の公演の折には 近くのホテル在住でしたので
通勤が徒歩ですみ、電車に乗る必要はありませんでした。

今月は明治座に通っておりますので、もちろん通勤は地下鉄です。
本当は気候も良くなってきたので バイク通勤も考えたのですが、
地下鉄にしたのには理由がございます。
 
3月の新橋演舞場の『かぐや姫』の時には通勤でしたので、電車の中で読める
文庫本をいつも持っておりました。


ちょうど 3月18日のブログで書かせて頂きましたが 例の「この女アレックス」の後は
時代小説の火坂雅志さんの『真田三代』を読んでおりました。

これは来年の大河ドラマの原作だと思って居たのですが、
どうも私の 早合点みたいで 来年の大河ドラマ『真田丸』は 三谷幸喜さんの
オリジナル脚本なのだそうです。 

これはこれで、面白そうで期待が持てますね(笑)


また脱線してしまいました。(笑)

先の3月に読んでいた『真田三代』は、全2巻なのですが、
1巻を終えたところで 大阪へ行ってしまい 
なかなか後半が読めずにいましたので 早く後半を読みたかったのです。(笑)

なら大阪で読めばいいじゃないか!と 云われそうですが、
私 通勤の間でないと どうも本が読めません(笑) 
うちやホテルだと 本を開けると寝てしまうのです(笑)

3分と続けて読んでいられません。
睡眠薬よりも 強力な睡眠薬なんです。

で、やっと後半も読めて ホッとしました。


以前のブログでも書きましたが真田は大好きな一族ですので
大河の原作云々、関係なく面白かったです。


で、次に何を読もうかな?と 思いいつものシリーズを と 思っていたのですが、
家人から「これ面白いから 読んでみたら?」と勧められたのが 
全6巻の宮部みゆきさんの『ソロモンの偽証』

先日、映画にもなって、家人は映画も前篇、後篇ともに 公開直後に見たらしいです。

先の『その女 アレックス』も 私が読むには珍しい
海外サスペンスの小説でしたが、これは1冊。

今度は全6巻(笑) 
どうしても、6巻と思いますと 楽しいという気持ちよりも「そんなにあるの?」
的に考えてしまいますのは 私の悪い癖?(笑)

ちょっと最初は 苦しみながらも なんとか1巻は読み終わり 
今 2巻目の後半ですが、だんだん 面白くなってきました。 


1巻は登場人物紹介みたいな感じで 出て来る人、出て来る人 誰これ?
と云うくらい 多いのですが、2巻に入り なんとなく整理できてきました。


この手の小説 所謂 おなじみの刑事や探偵が活躍して
謎を解き明かしていくタイプのものではないので 私は苦手なのですが、
時代背景がなんとなく 私の学生時代? ちょい後?くらいの時代背景で
携帯電話などが登場せず、電話をする時は 中学生の男の子や女の子が
相手の自宅にかける方法で 昔 私の若いころ 女の子の自宅に電話したら
お父さんが出られ「娘に何の用ですか?」なんて云われた時の ドキドキ感などが
彷彿してきました。(笑)

スマホをあやつる 今の若い人にはわからないだろうなあ?と思いながら
この小説 通勤電車の中で 楽しんで読んでおります。(笑)

ただこの小説 連載が始まったのが10年少し前 発行されたのは3年ほど前で
思ったよりも 新しいのです。

にも拘らず、私の青春時代が背景で、携帯電話も登場せず公衆電話や
DVDではなく ビデオテープであったりして なにか昭和ロマンを感じます。


ちょっと調べました。

この題材になっているのは バブル崩壊直後。
1990年代前半の物語だそうです。

主人公の中学生たちが、そうですね、今は40歳前後でしょうか。

そう考えますと、私の時代とは20年以上隔たっているのですが、
逆に、その時と この時は それほどの大きな違いは なかったのではないでしょうか?

あったとしても、電話がコードレスになったり、テレホンカードが出来たり。
比較的緩やかに 時代と云うものが 流れていたような気がいたします。


それに比べまして そこからの20年、現在は通信方法そのものが 大きく変わりました。
スマホだったり、デジタルだったり。

それ以外の変化も本当に大きかったように思います。


小説の舞台 思っていたよりも 現在に近い時代設定でしたが 昭和の香りを残した
ノスタルジーを感じます舞台背景に どこかちょっと ホッとした気持ちがします。


さあ、これからどんな展開になるのか 毎日の通勤が楽しみな時間にもなりました。(笑) 

読まれた方、映画をご覧になった方、コメントでのネタバレ厳禁ですよ~!!