さてその次に連なるは・・・で始まる台詞の主!


本来は月(=かぐや姫)を好む訳ではなく 赤い星の持ち主 ですが、
着物の柄は鶏で、夜明けの象徴ですね・・・(笑)

この着物の柄は UNIQLOのバンダナのモチーフとして 使われて居りました。
我が家でも 一枚購入いたしましたが、あれはなかなか いい感じでしたよね。

お弁当包みには勿体ないので、何に使おうか、思案中です。

すみません、話がそれました。


おそらく、赤星とは鶏の模様から考えましても、明けの明星 金星の事でしょう。

その人物こそが 本来『白浪五人男』では「赤星十三郎」です。


はい、ネタバレ行きます、準備はよろしいですか??

今日は、本当にネタバレですので、これ以降初観劇の方は、これ以降は見ない方が・・・




ですが今回の演目に登場致します この男の柄は鶏ではなく・・・・
肩には  十姉妹をとまらせている
 
その名も赤星十姉妹(ジュウシマツ)!(笑)

ずいぶんと、小さい鳥になったものですね。


この人も弁天小僧と同じく本来通りでは、前髪の若者ですが 
このお役の設定は 今の若者らしく 肉体派を象徴しております。 

本来の『白浪五人男』で演じられます際には、他の方が立ち役さんでも、
しばしば、女形さんが演じられます事を考えますと、まさに真反対!!


演じるのは 新・水滸伝で文字通り肉体派を象徴している 猿琉さん

こう云う元ネタとの ギャップもまた、パロディで楽しんで頂きたい 小ネタの一つです。


ひとつの面白さの要素を秘めて居る この場面。

イメージ 1


見た目は花道から登場して ツラネの台詞にかかるまでは常に このポーズ!

そして、台詞の合間に顔を表しますと・・・皆様の予想を裏切る この容姿(笑)

イメージ 2



先ほども書きましたように、本家(?)では もっとも線の細い、綺麗どころの役
その 赤星が マッチョで この顔(笑)


たくさんの拍手を頂いております この五人男の場面ですが、
見た目の 奇抜さだけではなく、パロディの面白さでも 笑って頂けているとしましたら
これは、喜劇の真骨頂ではないかと思います。


と、申しますのは ある意味 この五人男。 

演出家の方の方針で 台本にはお稽古時での台詞は書いてありましたが
あくまで例題としてで その後はきっかけだけ取ってくれれば 
それぞれの台詞は「各自自由に」が モットーで 創造して自由にとのト書きがありましたので 

五人それそれ 各自のやり方は舞台稽古が初披露となりました。

それぞれが それぞれの台詞を考え、化粧を考え、一部の小道具も考えました。
 
それを初めて 共演の皆様の前で披露いたしましたのも 舞台稽古。
お化粧自体及び 衣裳かつらも含めて お互いが負けじとの力作でした。(笑)


これでお稽古時に笑いが取れれば 本番OKとのやり方でした。

この場面 舞台稽古時に 暗いのですが客席で妙に観客が多く 他の出番の役者さん 
スタッフさんたちが 客席でたくさん見ているのがよく分かりました。(笑)
それだけ作者さん 演出家の人たちが楽しみにされて居た場面だったのでしょうね(笑)

はたして4分の3以上終わった公演で 皆様にはどう映って居る事でしょう?


今日の写真は 肉体改造派 ライザップを重視した猿琉さんの赤星十姉妹でした。
もちろん、途中まで顔を隠して あの容姿・・・と云うのも 本人のアイデアです。

さ、五人男も三人目まで終わりました。あと二人・・・ですね(笑)