今日は大阪でのお稽古 最終日。『かぐや姫』総ざらいでした。

各役者さんたち 大阪在住の方を除けて 滞在していたホテルをチェックアウトして
大きな荷物を持ってのお稽古場入り。

11時からお稽古開始され ひと通り最後まで 通して行われ 3時に終了致しました。

今日は初めて、喜劇にもかかわらず お稽古場に歌舞伎独特の 鳴物さんたちが入られました。

立ち回りや 色んな効果音に 鳴物が入りますと歌舞伎らしい お芝居らしくなって参りました。

今までは何となく それがありましての素の場面が 俄然 雰囲気が変わってまいります。(笑)

そして、お稽古終了後に歌舞伎よろしく 総ざらいの後の手締めが行われました。

この手締め、歌舞伎では恒例ですが、このような喜劇の時にも行われると、
いつものお芝居とは、やはりなんとなく違うな?感が漂い なんとも古風に感じられました。(笑)


ですが、歌舞伎と違い 演出部の事務関係の方が頭取的な事をしているために
歌舞伎でいう 「頭取さん」と云われる立場の人が居りません 


手締めの音頭を取るのは 本来頭取さんなのですが、鳴物さんの総ざらいの終了後の演奏の後
その音頭(よ~!と云う 掛け声だけですが・・・)を取る人が居ない訳です。


私も手打ちの最中に それに気づきこのまま、間がはずれたら 自ら「よ~!」と云うつもりの処 
猿弥さんが「よ~っ!」と あたりをチラチラ伺いながら声をかけ 無事に手締めが終わりました(笑)


みんな 手締めの後 「あぁ そうだよね!」の 安心感と
「頭取さんが居ないんだ!」 との事後承諾的な 猿弥さん 「ご苦労さん」的な 雰囲気が漂い 
猿弥さんも苦笑い・・・。


直美さんも 「あんた!ええタイミングで ええとこで 目立つなあ~!」 と 
臨機応変の対応の良さに 思わず感心!(笑)



だって 云う人 誰も居ないでしょ?(笑) 

実は 会社の人が 「私がやるつもりだったのですが、緊張してしまって 間がわかりませんでした・・・」
と(笑)


どこに居ても和やかな場を提供する 猿弥さん 『かぐや姫』のお芝居の中でも
その貴重な雰囲気は場面場面に 漂っております(笑)



そしてお稽古終了 その後は各自 新幹線で東京へ帰路につき 私も10日ぶりの
我が家に帰って参りました。

さあ、お稽古場でのお稽古は今日で終了。
 
明日からは新橋演舞場の舞台へ入ることになります、が
明日は・・・ また 明日にでも(笑)