1月3日。

今日もまだ お正月気分でしょうか? 
やはり せめて三が日はその気分に浸りたいものです。

それで4日が日曜日だと なんか得したような気分になれますね(笑)


私の子供の頃の三が日と云いますと お店もそれほど開いておらず、
ご年始も 個人のお宅へ伺うのが通例だった様な気が致しますが、
今では元日より 繁華街のショップやレストランなども 開いていて
それこそ すごい人混みですよね(笑)


各お店に福袋や初売り目当てで 殺到する人たちを見るとなんだか尻込み致しますが、
私も猿翁旦那のお宅を訪問した帰りに、初売りを買って参りました。(笑)

福袋は安くてお値打ちかも知れませんが 私としては自分の必要としないものまで
入っている値段と思うと どうも食指が動きません

ですが初売り 見た目でお気に入りのコートを買ってしまいました(笑)

初売り 値段の半額と云うのは 安い!! と思ってしまいますが、
この時期は 元の倍の値札を付けてるかな? と 思いますのは
私のやっかみでしょうか?(笑)

いえ、気に入ったものが 思ったよりもお安い値段で 購入できましたので、
嬉しい事、この上ないのですが。


そんなお正月気分も 一体いつまで続けていていいのでしょうか?

今年の我が家はちょっとしたトラブルもございまして、今日までお節消費の正月でした。
明日からは 日常に戻します。


ということで、今日までは お許し下さいということで、お正月の話題。

何回かお正月のブログでも書かせて頂きましたが、
歌舞伎座の各入口にも門松が 飾ってございます。


松は長寿をあらわし その木の幹(根)には神が宿って居ると
昔は考えられました。 

ですから 門松はその年の年神様を迎え入れるという意味がございます。

もちろんお正月の縁起物としての恒例ですが、江戸風(東京)は
このように 竹の節で切りまして 飾っております。

イメージ 1


これは江戸は武家社会ですから 竹槍として犯罪に使われる事を恐れるのと
同時に その事が降り懸かる事を避ける意味合いがございます。

一説では家康が始めたと 云われております。


ですが、最近は東京でも 上方式の切り竹を門松として飾る お店やデパートも
増えて来たようです。 この様に。

イメージ 2
 

西銀座デパートの門松です。


本来は 江戸の格式に対して 商人の町であります上方は 腹を見せると云う事で
切って中身を見せるという意味合いがございます。

残念ながら 本式の関西風の門松の写真を撮ることは ここ東京では難しいのですが、
実際、形状自体もかなり違っているのではないでしょうか?


私が子供の頃や最近の関西公演の時に見た 関西の門松は
もっと、梅の枝がついていたり、葉牡丹があしらわれていたり 派手だった気がします。

松がもっと 上の方まで後背の様についていた気が・・・

東京の門松は シンプルな形ですね。

興味のある方は インターネットでも見ることができますので、
調べてみてください。
(松竹座 門松 と入れて検索しますと 数年前の正面玄関の写真が出てまいります)

関東関西、それぞれの形しかご存じない方には、びっくりされるかも・・・



ただ 困ってしまいますのは、江戸風にしましても 上方風にしましても、
左右が反対に飾ってあるお店なども 少なくありません

銀座界隈だけでも 見かけた半数近くのお店の門松が 左右逆でした。

なんとかして、ブログのネタに 人通りの少なそうなところで 綺麗に見える門松を
とろうと思っていたのですが・・・思った以上に左右逆に飾られている物が多く、
愕然としてしまいました。


この二つの写真は 正式な置き方ですが、中くらいの竹が 外側に来るのが
正式な 配置です。


意味的にはあまりよくは存じませんが、どちらでも良いじゃないかと思われるでしょうが、
これもやはり伝統ですからね(笑)

将棋の飛車角の配置が 逆になっている様なものでしょうか?

見た目も 末広がりになるのでこの配置なのではないかと思いますが、
正式な意味はわかりません

もし皆様の中で 中くらいの竹が外に来る配置の 本当の意味をご存知の方は
ぜひ お教え下さいませ。


その他、細かい所では かなりの 東西の違いがございます。

玄関のところに飾るしめ飾りも、私が関西で慣れ親しんできたのは、注連縄の下に御幣と藁がつき
お相撲さん(横綱)の化粧まわしのようなもの、、、色合いも 比較的シンプルです。

(関西の方は お分かりでしょうが、関東の方は想像力をたくましくして 思い描いてください・笑)


関東ではもっと 派手な感じで、輪飾りに近い感じです。
一枚目の 楽屋口の写真にも写っておりますので 見てください。


現在では 百均などでも 正月飾りを売っているくらいですので 
東西の違いは 昔ほどは顕著ではないと思います。
が、折角の地域ごとの風習ですので やはり むかしからの伝統を 守っていくのも 
大切かなと思います。


私は大阪生まれの大阪育ちですが、両親は大阪の人間ではなく、
私自身も 東京での生活の方が 長くなってしまいました。

家人は 大阪生まれの大阪育ち。


2人とも大阪の文化になじんでおりますので こういった違いを探しながら
調べていくのも また、楽しいものです。



このブログを書くに当たり、少し調べたのですが、飾を外す時期も東西で差があるそうです。

関東では、7日まで 関西では15日までだそうです。

そう云えば、関西では十日戎もありますし、正月気分が長く続くのかも・・・しれません。


食べ物に関しても 結構違いがございますが・・・また 次の機会にでも。


皆様の地域では お正月のお飾りは どうなっておりますでしょうか?
関東関西以外の地域の風習もまた 教えてくださいませ。