今日の公演地は石川県金沢市 昔の加賀百万石。北陸の芸処です。(笑)
ここも完売 満員御礼。嬉しい事です。

以前の巡業の折には 兼六園に近い市民会館や県民会館が多かったのですが、
最近はここ石川県立音楽堂 邦楽ホールでの公演が多いです。

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舞台から見た客席はご覧の通り、本格的な花道もございます。


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邦楽ホールと云う名前だけあって 楽屋は椅子に座ってでも使えますが、
ほぼ和室が多いです。 それも昨日の富山と同様 造りが広い!(笑)


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そして部屋数も多い!! まるで歌舞伎座の様な楽屋です(笑)

ただ、夜の部が終わると みんなそれぞれの化粧前を かたずけなくてはなりませんので
出しているものも最小限です。 

古い会館でも広ければ 使いようがありますが、新しいところでも、楽屋などが狭い会館は少し困りますね。

新しくて広ければ 申し分なしです(笑)


ここ金沢を舞台にしたお芝居も たくさんございます。

有名な所では『勧進帳』の安宅の関の関守 富樫左衛門は加賀の国の住人でした。


また、ここを舞台の代表作は『加賀見山旧錦絵』続編の『加賀見山再岩藤』等々。

舞台中にも浅野川と云う 街中を流れている川の場面が登場致し 悪家老にだまされて
ここで鳥居又助が、側室のお柳の方だと思い、正室の梅の方を殺してしまいます。

江戸(東京)と違い 地方ででも歌舞伎に所縁のそんな場所があると 嬉しくなってしまいます。


また、私の父とも所縁の深い所でして 六代目嵐冠十郎と云う名前の由来であります
四代目が、ここ加賀の国の生まれで 「加賀の団十郎」といわれたほどの名優だったそうです。


どこかのお寺に祀られているそうですが 残念ながら そのお寺は存じ上げません

一度 訪れてみたいものです。

明日も又 歌舞伎に所縁の地 越前(福井)の国へ 参ります。