今日のニュースを見ておりまして 半年にわたる宇宙からの長旅から
帰って来た方がおられる中で、10日たらずのフランス・パリからの帰国ぐらいで 
疲れていてはいけないのでないか?

そんな気にさせてくれるニュースでした・・・。が


私も実は、トータルでフランスには 人生の中で3カ月近く 滞在していることになります。

ハワイが 5回行きまして、全部で1カ月ちょっとと思いますと、ずいぶんとフランス滞在は
多かったということになりますね。

今の時点では 最も長く居た外国ということになります。


昨日、パリより帰国致しまして 一番先に何をしたかと云いますと 夕飯を食べながら
もちろんお酒も頂きながら 昔の俳優祭のDVD『ベルサイユのばら』を久しぶりに 
全編見ておりました。(笑)

(先日のブログで書きました 舞踏会やオットワーヤ王子の国など 微妙に勘違い致しておりました・・笑
 でも パリでの思い出を楽しませてくれる 演目でした。)


今日は時差ボケと疲れで 1日ゆっくり致しておりました。(笑)

とは言え トランクの荷物を出して 整理しない事には 足の踏み場もありません(笑)

朝 鮭の焼き魚 目玉焼きにお漬物と ご飯とみそ汁 日本の定番の朝食を頂きました。
美味しかった・・・。(笑)


旅日記も一応は終わりですが、まだまだお伝えしていないお話もございまして
もう少し 思い出話にお付き合いくださいませ。(笑)



今回のホテルは アパルトマンホテルで シタディ―ヌ・サン・ジェルマン・デプレに
滞在致しておりました。

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場所はサン・ジェルマン・デプレと云いましても ホテルは駅からは少し離れておりまして 
どちらかかと云うと ポン・ヌフ(橋)のたもとです。

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ホテル前の道路からポン・ヌフをみた光景です。


12年前は セーヌ川対岸のレ・アールにあります同じ系列のシタディ―ヌ・レ・アールに
5週間 滞在致しておりました。


今回もそこに泊まりたかったのですが、旅行会社とホテルとの提携の折り合いがつかず、
一応 ある旅行社のサンプルの中にあるサン・ジェルマン・デプレにしたのです。

(おそらく皆様ここまでの旅行記で ご理解いただいているかと思いますが、
 個人手配ではなく、旅行社のエアー&ホテル予約のみのオールフリーの 
 限りなく個人旅行に近い形の ツアーでした)

フランスのホテルと云いますと、一般的に安いお宿でも それなりのお値段がして
しかも かなり部屋が狭い と聞いております。

ですが、あえて選んだアパルトマンホテル。

日本でいうビジネスホテル形式ではなく、ちゃんと 小さいながらもベッドルームには
ダイニングとして使える割と広い空間があり、狭いですがキッチンもあり、
ユニットバスと ベッドルームの間には  仕切りもございました。

ハワイのコンドミニアム ワイキキ・バニアンに比べますと 狭いですが、
それなりに 快適な空間を 過ごすことが出来ました。


ここは、キッチンからオーブン トースター お皿 マナ板から包丁 ナイフにフォークなど
おまけに食洗器に至るまで すべて揃っており 洗剤なども置いてくれてあります。

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食洗機は、疲れた体には大変助かりました。
夕飯を用意するまでは それほど苦ではないのですが、食べ終わった後のもう一仕事が
面倒なのです。

それを スイッチ一つ。助かりました。
また、海外ではあまりない 水切り籠代わりに使ったりもしました。


ですから、どうしても部屋が落ち着き、お風呂に入ってそのまま飲めることが嬉しく、
スーパーへの買い出しは毎日の事でした。(笑)

そのスーパーはホテルのすぐ近く 5分くらいの所。 『カルフール』
日本にも一時期進出していたらしいのですが 私は行ったことがありませんでした。
また、再進出してくれればいいのですが・・・(笑)


ここはレストランやカフェに囲まれ パンで有名なポールもすぐ横にございます。


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夜と云っても10時くらいにならないと 暗くならず 
ストリートでは音楽や歌を演奏している人たちも多くいます。


そしてお店の中は、日本のスーパーとなんら変わりはありません

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(これは  カルフールではなく モノプリですが)
ただ サーモンはあるのですが、他の鮮魚があまり多く無く 魚をナマで食べる事は
避けた方が良いみたいです。


先日にアップしましたバスティ―ユのマルシェでは生魚をたくさん見ましたが、
これもナマでの食べ方は・・・・? みたいな感じでした。

だからフランス料理の魚はムニエルや 煮る事が多いのでしょうね。


どうしても、魚が恋しくなってしまいまして、昨日は刺身、今夜はお寿司と
ついつい 反動の様に食べてしましました(笑)



ホテルではロビーに コーヒーメーカーが置いてあり、これはいつでも何杯でも
自由に飲めます。 

帰宅時、朝食時と部屋に持ち帰って飲んでおりました。

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また助かりましたのが、そのそばにおいてあるりんご。

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これも ある時は自由に部屋に持って帰る事ができ 部屋の冷蔵庫で冷やして、
毎日朝晩2個くらい 食べておりました。(笑)

お米も1キロぐらいは持って行きましたので 2・3回は日本食でしたが・・。


お風呂もバスタブはあるのですが、外国のどこでも同じで 湯船が低いです。

でもシャワーだけではなく 湯船があるのは歩き回った後には 体が浸かれてありがたいです。


ここのホテル 困る事は初めて入る時は ドアがあきません


チェック・インして部屋のカード・キーを貰ってからでないと ドアを開ける手段がありません
入る時にインターホンはあるのですが、いきなり初めにフランス語が返って来ても
戸惑うだけですよね。(笑)


カード・キーを人数分貰い それをドアの横のブラックBOXに入れないと
入れないので、かなりのお客さんが戸惑っており 最終日近くには そんな人たちに
中から ドアを開けてあげたりしておりました。

セキュリティーには良いかも知れませんが その点は不便で カードを忘れようものなら
誰かが通る時にその後ろに ついて入るしか方法も無く
ましてや部屋にすら 入る事ができないのは 困ったものです。

ですから部屋を出る時は 必ずカード・キーを二人で確認いたしておりました(笑)




それにしても 私が出会ったフランスの方は ホテルマンも美術館のフロントも
皆さんが親切でした。

もちろん、こちらから 挨拶は必須ですね。
「おはよう」「こんにちは」が同じ言葉なのは助かりますが(笑)いったいどの時間から
「こんばんは」に変えればいいのかは 少し悩みました(笑)


街角で地図を見ながら 方向を確かめていると 声をかけて下さったりします。

それもフランス語が分からないと思うと 英語でも話してくれ 私ではなく
家人が大いにたすかりました。(笑)


私は逆に 日本語 フランス語 英語がごちゃまぜになって 
向うの方は余計 分からないでしょうね(笑)

英語が受け入れられない?と前評判もございましたが、こちらがわかる限りのフランス語で
(といっても、挨拶と 数単語くらいです)
話しかけてから、英語とのちゃんぽんの会話でも 十分意思の疎通を図ってくれました。



帰りのシャルル・ド・ゴール空港でも とりあえずは頼んでおりました送迎の車をおろされた後は、
チェックインも機械でしなくてはならず、一応 日本語への切り替えもできるのですが、
その切り替えまでの最初の画面がフランス語なので どこをどう?タッチすればいいのか?? 

何かの頭文字を入れろと書かれているのですが(笑)

・・・私ならお手上げでした。

この時も、係の人が日本語切り替えまで手伝ってくれました。



荷物を預ける所も 云われた場所にいって係の人に聞くたびに ここじゃないあちら・・・と 
違うナンバーを言われて戸惑い、右往左往。

「東京行」ですが、「成田」ではなく割と就航してから日の浅い「羽田」行き。
さらに、一応日本航空との共同運航便なのですが、主体はあくまでも エールフランス。

このあたりが、聞いた人聞いた人(一応、全員空港職員の案内の方なのですが・・・苦笑)違う返事が
返ってきた原因なのかも・・・

無事にたどり着いた荷物預けも 自分で手続きをして、搭乗券と、荷物タグのバーコードを読込んで、
自分でベルトコンベアに載せて流します。

・・・重量オーバーを気にしていたのですが、それすら表示されたのか、されていないのか???
これでほんとに大丈夫?といった感じでした(笑)


出国審査も 最終的にゲートLに行けばいいとはわかっていたのですが、どこにもその表示がなく
(・・・ないわけないのですが) 其れらしき場所には「KLM」とあるので、ここはオランダ航空の場所かな?

(JAL、ANAと同様、KLMはオランダ航空の略字です。
 エールフランスや アメリカに行くときに使いますデルタ航空は、KLMとのつながりが深く、
 よく目にしておりました)

と家人に聞いたら「K、L、M とゲートの並び!オランダ航空とは関係ないし、アルファベットの順」
などと、一刀両断され、私のチンプンカンプンぶりに呆れておりました(笑)


H,I,J,K,L,M・・・・確かに(笑)

「12年前によくひとりで帰ってこれたね!」と笑われ そう云えば12年前は
ここからひとりで成田まで帰って来たんだ!!と 自分でも笑えました。


私一人でも おそらく手続きは出来ていたと思いますが、数倍の時間と手間をかけねば
出来なかったでしょう。


家人も「能力以上の英語一気にしゃべった~!!!」と荷物を預けた後にへたってました(笑)


そんな珍道中のパリ旅行でしたが、毎日の強行軍の疲れよりも
たのしい思い出ばかりが振り返られました。


何もかもが 楽しく、いい思い出として残っております。

特に、本当にやさしいフランス人の方とたくさん出会いました。

こちらも、できる限りのフランス語を話したいのですが なかなか 能力的には追いつきません。
それでも、「ボンジュール!」「ボンソワール!」「ウイ!」「ノン!」「パードン」
「エクスキュゼモア」「シルヴプレ」「メルシー」「オ ボワール」 あと数字

使える限りのフランス語単語を 駆使しておりましたら、向こうもわかるように話してくれます。 


「お ぼわーる」と云った私たちに「ありがと、さよなら」と云ってくれたお店の人。


たまたま入ったお土産物屋さんで、欲しかったオルゴールをカスタマイズで作ってくれたお店の人。
「フロム トーキョー?」と聞かれたので「うい!とうきょー」と云いますと、

二度東京に行ったことがある、武道館で空手の試合に出た。池袋とアサカに行ったことがあると。
浅草?かな と思ったのですが「アサカ!サイタマ!」と(笑)

おお!朝霞市か~と フランス語、英語、日本語がごちゃまぜの会話でしたが、楽しい時間を
過ごすことが出来ました。

すべてがいい思い出です。