2014年冬季オリンピック 思いがけない人たちが
スノーボードで第1号 銀メダル 銅メダルを確保致しました。
(私が知らなかっただけで 期待されていた選手ではあったのでしょうが)

二人とも10代 かたや最年少!


そして もちろん期待された人が金メダルを!

団体でも、個人でもショートプログラムは、最高得点。

フリーでは やはりご本人はオリンピックには魔物が居ると・・・。
でも その中での金メダルは本当に称賛に値します。

私も午前3時前までは なんとかナマで見たいと 起きておりましたが、
その後 演技順番までは まだまだ1時間近くはかかりそうだとの判断で
リアルタイムは 断念致しました。(笑)

でも結果は 金メダル。本当によかったです。  

また、スキージャンプのラージヒルではベテラン 
最年長の葛西選手が 最終滑走の一人を残しての 暫定第1位の記録!!

これも本当に期待がかかりましたが、残念ながら最後の選手は 
現在若いながらも 第一人者の選手。
その人に対して 金に迫る銀メダルは 葛西選手 個人としては初めてのメダル
との事ですが、ここまであきらめず よくぞ 頑張られた事と思います。

おめでとうございます。


先のスノーボード そして男子フィギアスケートの羽生選手。

ともに若い人たちが 台頭して来る時代になったんだなあ~ と
改めて感じる 今回の冬季オリンピックです。

そんな中の葛西選手に なぜか私は拍手 エールを送りたいです。


ノルディック複合では、20年ぶりのメダル。
もう20年も経ったことに めまいがする思いも致しますが・・・
これから更なる 日本選手の活躍を期待します。



今日も、まだ寒い東京都内での残雪の中 バイクでお稽古場へ参りました。

大きな道路はほとんど雪は もうございませんが 私のマンションの
地下の駐輪場のからの 坂の所は雪や凍結がまだあり バイクを乗り出すのが 
ひと仕事でした(笑)

そして お稽古場へ行き 今回初めての1幕からの、返しながらのお稽古でしたが
一応3幕まで 通し稽古状態で行われました。


今回のスーパー歌舞伎セカンドの台本、お稽古に入る前に
郵送されて来たのが第一稿、そして、お稽古中に カットされた部分などの
第二稿が配られ 今は、その二稿も だいぶカットや台詞の様相が代わり 
ほとんど第三稿的な 台本になっております。


私は二稿 三稿となりましても 第一稿に変更を赤ペンや糊で貼り付けながら
削ったり 書き足したりする アナログ方式で書きなおしております。

そうでないと その都度 新しい用紙にページや 行間が変わったりすると 
古い人間ですから覚えられなくなるのです。 
(見た目の感じで 覚える方法をとっておりますので)


本来、台本はお稽古に入る前に決定稿が配られ その後 多少の台詞の変更等が
ありましても、それほど変わらないのですが、今回はまだ決定稿の台本が
ございません


新作ですから 今日のお稽古で 最終的決定稿を作っていく為の お稽古でした。

ですから猿之助さんからは お稽古に入る前 各自 云いにくい台詞などや 
動きのところなどの 自分なりに替えたところの台詞は、
今日 ここで申告して下さい とのご指示。

猿之助さん自身 演出席で各自のお芝居を見ながら 台詞の一字一句を 
前もって作成していたiPadの中の台本と照らし合わせての 
にらめっこ台本作成 & 演技指導。


私も自分なりに、かなり変えていた 箇所もありまして 所謂 私たちの台詞で云う 
『 テ、ニ、ヲ、ハ。』

例えば、私が何々し テ 私 ニ 私 ハ 私 ヲ と云う 助詞が変わると
次に続く言葉の意味が まるで変わって参ります。


「私はわかりました。」 と云う処を 「私に分かりました・・?。」 と
云ってしまうと 決定が疑問詞に変わりますよね。(笑)


ある意味、歌舞伎の場合 先に 「テ ニ ヲ ハ」 を間違えた台詞を
口走ってしまっても それに続く言葉を 変えて行けば 意味としては
繋がる場合が多くあります。

先の例ですと、「私にわかりました。」と云った後の台詞に、
「なるほど そう云う事だったのですね。」
と 繋がれば、ほとんど肯定となり 先の意味と それほど違いは 
なくなって参ります。

歌舞伎の場合 それだけ自分の云った意味を自分なりに 解釈しながらの
台詞の時間がある訳です。



ですが、テンポの速いスーパー歌舞伎の台詞ではそうは参りません

猿之助さんは 台本作成の今日のお稽古で、各役者の云いやすい台詞に変えて良し!

ただ、作者さん 演出家の私猿之助が 「これはこの通りに云って」 と云う台詞は
個人的には変えないで 台本の通りに云って下さい。との事でした。


私も自己申告の時に 釘を刺されました。(笑)

でもこれでは、このブログを 読んでいる皆様には 何の事か
よくお分かりならないでしょう?(笑)


ひとつ例を申し上げます。

猿之助さんの仏師 十和(とわ)とのやり取りの場面の中で 父である私 玄和が 
仏師の師匠として 十和の試行錯誤する中で こう云う台詞がございます。

台本では 仏とは
「森羅万象 この恵みの中 ”に” 仏性を見出し それに、形を与える事!」
と ありますが、

私は に が 云いにくく 「この恵みの中 ”の”仏性を見出し」 では 
いけませんか? と 申し上げました。
 

もちろん その変化によって 次の台詞が 言葉の テニヲハ によって
だいぶ変わって来るのですが、 それもある程度 変更して頂くつもりでした。

私としては 「に」 より 「の」 の方が 云い易かったのです。


でも猿之助さん 作者さん共に ここはこだわって下さい。 

ノ ではなく ニ で!! と云われました。 

これは一例ですが これで作者さん 猿之助さんお二人とも この作品に賭ける 
こだわりが見えて参りました。

これで この台詞は 間違えられません(笑)



そして、この後もiPadの中の台詞と照らし合わせながらの お稽古が進みました。 


今までの私たちが通過して来たスーパー歌舞伎のお稽古とは、
また違う一面を見せて下さいました。

時代の流れ 新しい進め方は もちろんその都度にある訳ですが
歌舞伎の流れも 初期のスーパー歌舞伎と違う 全く違う新しい若手の進め方が 
ここに生まれて来たのだなあ~! と 感じた次第です。

その反面 猿之助さんが羽生選手の金メダルであるならば 
私は、どこまでもくらいついて行く 葛西選手を目指し 
最年長(ではありませんが・・笑) その銀メダルにこだわって行きたい 

そうありたいと・・・・(笑)思った訳です。 


オリンピックの世代を超えた活躍に 歓喜しながら、新しいお稽古に食らいつく。


時がたてば、次の時代になることは 当たり前ですが、融合し私自身も革新し、
そして、新しい時代を ともに作り上げていきたいと思っております。