今日はクリスマス。

街中には 昨日からサンタさんやらトナカイさんやらが散見されます。(笑)

まだ、ピザなどを配達をしている方やコンビニの前で売っておられる方が
サンタさんの恰好をしておられるのは それほど驚かないのですが、
昨日近くのコンビニに行った時に サンタさんとトナカイさんの3人組が
普通に買い物をしているのと 遭遇した時には 驚きました。

今日は河原町でも コスプレした集団とすれ違いまして
思わず振り返って 二度見をしてしまいました(笑)
もはや クリスマスなのか ハロウィンなのか 微妙な所もございましたが(苦笑)

クリスマスの過ごし方も 多様化したものですね。


そんなクリスマス。

私は 偶然ながら 二年連続で映画館で過ごしました。


そう云えば、去年の今日はたった一日の休日。

自宅から少し離れた 川口市の映画館まで行き『レ・ミゼラブル』を見て
涙しておりました。


今年も同じ事を狙った訳ではないのですが、たまたま ホテルの部屋の
片付けも 事前に終わりましたので(普段はぎりぎりなのですが・・・)
何か見たいなと。


見るなら やはりこれ、『永遠の0』

この原作小説に関しましては、2年半前に読んだ記事を書きました。
あれから2年半も経ったというのが ある意味ビックリです。


映画化される事を聞いてから もう楽しみで楽しみで。

今日、クリスマスにはちょっと イメージ違うかなあ?と思いながらも
見に行ってまいりました。

映画館は 私の予想に反して?結構 カップルも多く、年齢も性別もまちまち。
客入りも よかったように思います。



まだ、初日から数日ですので あまり 詳しい感想を書くのも申し訳ないので
簡単に書かせて頂きますが、あくまでも私個人の一つの感想ですので、
これから見に行かれる予定で、先入観を持ちたくない方は、
これ以降を 御読みにならない方が良いかも知れません。
ご注意ください。





映画を見ながら2年以上前に読んだ 原作を思い出しておりました。

すべてを覚えている訳ではないのですが、率直な感想は
原作に忠実に よくあそこまで 映像化できたなと云う 思いです。

あれだけの大作を 2時間強の映画にするのですから 正直不安でした。
どれだけ描かれているのだろうと。

小説の映画化は小説が好きであればある程 わりとガッカリさせられる事が多いのです。 

確かに省かれていたエピソードもいくつかありました。
解き明かしていく「過程」もかなり簡略化されておりました。
  
個人的には 戦争の戦況的な エピソードが詳細に書き込まれた
原作の部分に 私は魅かれるものが多くありました。
そして綺麗事ではない部分も 原作には描かれておりました。


そこの所が ほぼ省略されており 個人的には少し残念な気も致しましたが、
この映画は記録映画ではありませんし 物語としての映画全体の造り方は 
非常に良かったと思っております。



それと、今のCG技術はすごいですね。

本当に ゼロ戦が飛んでいるかのような 映像には感心しきりでした。

空母赤城の遠見の映像から ゼロ戦の甲板での飛行機の離着陸映像。
さらにそこに働く兵士までが実写の如く デジタル的映像で 動いております(笑)

昔の東宝映画の8・15シリーズに見られるような ミニチュアのおもちゃの
戦闘機や空母ではありません

まさに過去の時代をタイムマシンで見ているかのような映像は特筆ものです。


すみません 少し 興奮してしまいました。(笑)

その物語の中で 主人公のお孫さんが 祖父の事を調べるうちに 
その生きざまに段々うたれ、 戦争に駆り出されて行った若い人たちの
代弁をするシーンがございます。

今現在を生きている友達と口論をしてしまうのです。

サイパン・沖縄・ハワイと云った所を リゾート地としてしか見ていない
友人たち(おそらくこれが 当たり前の若者としての反応なんでしょう)


おそらくは、おじいさんの事を知るまでは、そちら側であった孫ですが、
知って、調べて、考えて という過程を経た後の友人との 考え方の乖離(かいり)。


私も、ほぼ毎年ハワイの地を 訪れておりますが、
ハワイが持つ 常夏のリゾート地だけではないハワイを 私は知りたいと思いました。

以前にも書きましたが 真珠湾(パールハーバー)を何の前触れもなく 
いきなり爆弾を落とし 攻撃して火の海にしたのは まぎれもない日本です。

大勢のアメリカ人が 突然 亡くなった方も事実です。


今回、この映画を見た方が、この映画をみたコトによって 
次もしハワイに、サイパンに、沖縄に行く事があったなら、
またすこし違った見方ができればいいなと思います。


と。。。ちょっと 説教くさい感じになってしまいましたが
何はともあれ、いい映画でした。

岡田君 とてもよかった!!



関西におりますと、主演の岡田君、某遊園地のCMや車内広告で
やたらと目に致しますが・・・(笑)

素晴らしい雰囲気を出しておられました。

あの ○○ぱーのCMと 同じ人物とは・・・(笑)



最後に、エンドロールで この映画に携わった方のお二人がすでに鬼籍に
入られた事が 出ておりました。


一人の俳優さんは時代劇でも、昔から私も大好きでしたし、
映画の中でも 好演をされてた夏八木勲さん。

もう一人の方は 一瞬でしたので はっきりとお名前を確認できなかったのですが
まだ40歳くらいの若い方でした。


長い時間をかけて 作られた映画であること、
そして それに携われた方が 亡くなられてなお、作品として残る事。


エンドロールまで この作品は何かを訴えかけ、考えさせられる様に思いました。


映画の最中は涙があふれ 暗い中 これ幸いと思いました。
レ・ミゼラブルとは また違う涙を 大人気もなく たくさん流してしまいました。

お客様の中には私くらい?いやそれ以上の年齢の方もたくさん居られ
大泣きされていたみたいです。

普通の映画なら本編が終われば そそくさと出口の方に移動される方が多いですが、
エンドタイトルの『永遠の0』と表示されても なにかみんな席から動けず、
我にかえるまで 呆然としていたように私は感じました。 (私もですが・・)


ますます 難しい事を書いてしまいましたが(笑)

『永遠の0』

私もお勧めのいい映画に出会えたと思える 今年のクリスマスでした。

家に帰ったら 原作をもう一度読んでみたくなりました。
読んだら読んだで もう一度映画館に足を運びたくなるかも知れません