朝から本日は、ちょいと 気になる所へ外出を致しまして、半日 楽しんで参りました。



その事はさておきまして、帰宅後、本日の衛星放送の録画、『小栗栖の長兵衛』を、
夕飯を頂きながら 共に観劇?致しました。

初めて見る 中車さんバージョンの『小栗栖』です。
私の重助さんを見るのも 私は 当たり前ですが 初めてです。

家人は、あちこちの上演を10回近く(以上ではない・・・はず)みているのですが
その隣で 超初心者の気分・・・


私の気持ちと致しましては 怪談映画を見る様な手で顔を覆いながら、
指の隙間から見ているような状態!(笑)

ドキドキでした。

こんな状態ですから、シネマ歌舞伎などまだまだ、先の話かもしれません



と云いますのは、今までの会社側の舞台面の記録ビデオを見たりですとか、
家人に頼んでの 個人的なお稽古の確認、調整のビデオカメラはたくさん撮って貰い
初日以後の資料に致しておりました。


記録ビデオの撮影は、何日の撮影か一応 貼り出しがございます。
(これが、またその日 緊張して困るのですが・・・笑)


その記録撮影というのは 基本的には お客様の目にはまず触れない
資料としての映像ですので、カメラ一台での 舞台面を平撮りしたものです。



でも、昨年6月新橋演舞場での『小栗栖の長兵衛』

後の衛星劇場での放送がある事はそれとなく 伺っておりましたが、
今日の放送はいつの撮影か? それは 知らされておりません


それだけに毎日、緊張の連続で今日の演技が残るかな?
いや 今日でなくてほしい! 今日のは駄目! な~んて 
出演者役者連は それぞれに思っていたと思います。(笑)


これ・・・6月のいつの映像だろう・・・と  ドキドキしながら
今日、録画の『小栗栖の長兵衛』を見ますと、中車さん以下 初演の時ですから、
みんなお芝居がかたい!!(笑)



あ~ これなら、1月の松竹座か 3月の御園座の時の方が 慣れて来ていて
良かったかも? とも 思いましたが、 慣れてもいない カチカチの表情の方が
それはそれで また 良かったかも知れないと 
自分を第三者として見ながら思いました。



再演、再再演の時の方が 確かに余裕はあったと思いますが、
中車さんとおもだか屋一門が 初めて同じ舞台で 同じお芝居。

それも襲名披露公演の舞台を勤めている 同一感は私なりに 画面から
感じる物がありました!

あくまでも私の手前みその感想ですから お許しください。

自分でも思った以上の舞台を感じました。



そして何より感じたのは、舞台中継と云う撮り方ではなくて 何台ものカメラで
ほとんどシネマ歌舞伎に近い アップ ロング カット割りがされて居て 
舞台とはまた違う『小栗栖の長兵衛』をそこに見ました。(笑)

あら・・・ここ私のアップ?とか言う場面も 数か所ありましたが、
今まで、見るたびに 後悔と情けなさを感じ続けていた自分と違い、
とりあえず及第点でしょうか?(笑)




今日は そのうちの仲間の一人の紹介です。

一緒に出ていた猟師の伝蔵 弘太郎さん

舞台の上で見て 「女房子供が・・・」なんて台詞も 私からすると 
まだまだ幼く見えてしまっていたのが、(彼の子役から知っているので・・)

画面で見ると「なんや おっさんや!」と 思わず吹き出してしまいました。(笑)



正直 彼には美人の奥さまもおられ 子供さんもいるのだから 
当たり前なのですが、(笑)


どこか いつまでたっても 若いころの(正直に言ってしまえば子供の頃の・・・)
イメージで 見てしまってました。



そんな彼も 独自の活動をしております。

私も横須賀で歌舞伎講座を先日 させて頂きましたが、それはご要請があって
先方様が企画された事をお手伝いしただけ。


でも 弘太郎さんは 東京の地元 豊島区で独自の歌舞伎講座を催されます。

「市川弘太郎による初心者でも楽しめる歌舞伎」と題しまして、

『かぶくものたち×池袋』

イメージ 1



日時は10月25日 (金)

昼の部 14時開演  夜の部  19時開演

場所は 豊島区公会堂(みらい座いけぶくろ) JR池袋駅東口より徒歩3分 


演目
一、歌舞伎の見方 市川 弘太郎

二、舞踊 『釣女』 常磐津連中 

太郎冠者  市川 弘太郎
上  臈  市川 笑野
大  名  市川 喜猿
醜  女  市川 喜昇

ご観劇料 (全席自由) 前売券 5000円 当日券 6000円

チケット申込み・お問い合わせ 

市川 弘太郎 窓口(担当 田中 三浦)070-5367-1690

kabukumonotachi@gmeil.com です。


私と違い 豊島公会堂で笑野さん 喜昇さん 喜猿さん と共に 
本格的に歌舞伎ものを演じる 弘太郎さん 

頼もしく、また羨ましくも思えます!! 


先月の新水滸伝 ほうき(機種依存文字のため、ひらがな失礼します)も 
彼の独壇場でした! 

イメージ 2


若い彼らがこれからの歌舞伎 おもだかや一門を 引っ張って行って貰いたいものです。
    
    
本来でしたら、先月にもお役とともに紹介したかったのですが、
チラシの関係で 遅くなりました。ごめんなさい。

お近くの方、是非お運びくださいませ。