一昨日、厚木で巡業の千穐楽を迎え、昨日から『新・水滸伝』の
本格的お稽古が 水天宮で午前11時から 始動しました。

今日も11時からのお稽古。



2年前に中日劇場で再演されたとは云え、色んな公演がこの2年の間にあり
昨日1日での思い出し稽古では しょせん無理です。

そして昨日残った所からを 今日、開始してゴリガン(笑)で
とにかく 2時半には とりあえず 全部を無理やり終わらせました。 

そしてその後、3時半からいきなり 通し稽古となりました。



ですが、さすがにうちの一門です。

昨日からのつまりどころを 各自修正して 今日の通し稽古に臨み
なんと!! 2日目にして 一応 通しを終了させてしまいました。

各自の見えない所の努力 みんなよくやりました。



巡業中の舞台の合間でどこかで 台詞を覚え 立ち回りの動きを確認し
お稽古を止まらせないように 各自が気をつけ、見えない努力をした結果です。

お稽古場風景 立ち回りの様相を写しました。

イメージ 1


イメージ 2




2年前のブログでもご紹介致した、同じような場面かも知れませんが
まぎれもない 今日の写真です。


みんな稽古期間が少ないのを見越しての予習。
それぞれが、努力をした結果です。


こう書いてしまいますと、昨日の自画自賛に続きまして、
またまた手前味噌な話ですが・・・笑

でも大事な事です。 本来は2日間では できないことなのですよ!!



一門のみんながこのお芝居にかけている証拠です。



と、申しますのは、この『新・水滸伝』初演は5年前。

作者の横内謙介先生が 猿翁旦那の意向を受けられ 
この『新・水滸伝』を書かれた時 一門のキャラクターが映えるように 
各役者連をモチーフに役を振り当てられました。
脇役すべてにいたるまで、役者に対しての「あてがき」なのです。


ですから、これらのお役はディズニーのキャラクターよろしく 
それぞれが そのお役に対してのキャラクターになっております。



これは本来の歌舞伎にはよくある事です。

弁天小僧菊之助は、五代目菊五郎さんの為に 河竹黙阿弥が書いた作品。
その他、菊五郎さんの為に書かれた作品は数多く ございます。


また、スーパー歌舞伎の『ヤマトタケル』は 梅原 猛先生が 
猿翁旦那(三代目猿之助)の為に 書かれた作品。


このように、役者にあてはめた作品はたくさんあるのですが、
この『新・水滸伝』の様に 脇役に至るまで 一門全部の役者に当てて
書かれた作品は 例を見ません

ですから、各場面 各脇役に至るまで、みんな活き活きとお芝居が進みます。


そんな結果が今日の通し稽古の 結果でした。

明日もう一度 ここのお稽古場で通し稽古があり 2日には大阪へ乗り込みです。



ここで 皆様にお知らせがございます。


東コースの巡業を 涙を飲んでおられた 関西の皆様!
そして、巡業のために 遠く遠征をしてくださいました皆様!


いよいよ 来月は大阪にまいります。

私にとりましても、地元の公演ですので、何としてもたくさんの皆様に
ご覧いただきたいと思っております。



8月5日初日の『新・水滸伝』  

このブログを早くからご覧で、チケットをご注文いただきましたお客様のチケットは 
すでに発送済みでございます。


ですが、巡業中は正直 私も 広報活動の縮小を余儀なくされたおりました(笑)
(すみません、いっぱいいっぱいで)


巡業が終わりました今 改めまして 『新・水滸伝』のチケットの
お申し込みの受付を 再開させて頂きます。

ご要望のお方は 下記アドレスまでお知らせくださいませ。   



enzaburou@yahoo.co.jp


その際には 以下のことをご記入いただきましたら、ありがたく思います。
 

・ご希望の日にち(できましたら 第二希望くらいまで) 
・枚数
・お名前
・ご住所
・ご連絡先(メールアドレス、お電話番号等)
 

おそくても24時間以内には こちらから確認のご連絡をさせていただきますので、
連絡がありませんときには ブログの非公開コメントででもご連絡ください。

(三等席につきましては、ご希望に添えない可能性が多々ございますこと
 ご承知おきください)


連絡から発送まで(それこそ 宛名書きまで・苦笑)私がやっております(笑)

新・歌舞伎座 8月『新・水滸伝』の公演 巡業に引き続き 何としても
大入りと致したいために、皆様 どうぞよろしくお願い申し上げます!



○追伸○

コメントにて、私のブログ内の写真についてご質問がございました。
私がブログに載せております写真は、すべてご本人の許可を取りまして
掲載させて頂いております。
ですので、ブログの写真を転載等することは 固くお断りいたします。

もし、私のブログの写真などが あちらこちらのブログやサイトに
転載されるということになりますと。今までのように、
いろんな方のお写真を載せることが 出来なくなってしまいます。


この辺り、ぜひご承知おきくださいますよう お願い申し上げます。


記事のリンクを貼って頂きますことは、常識の範囲内であれば
問題ございません。
(画像への直接リンクは お控えください)

なお、記事の一部分だけの引用等も 前後の意味や出典を
ある程度は明らかにしていただきたいと思います。


皆様に少しでも楽しんで頂けるブログを 書かせて頂きたいと思っておりますので
この辺りは どうぞ 皆様もよろしくお願いいたします。