さあ、巡業公演もいいよ、後半戦のスタートです。

巡業東コースとは云いながら 東京よりも西に来ております。
東コースの起点は どこ?(笑)

梅雨空であった じめじめした東北を離れ じりじりとした太陽に
攻められております。(笑)

でもまだ 今日は中部も曇り空。


今日、ここ中部の春日井市で中日を迎えました。

春日井市民会館

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ここの向かいが市役所で、そこの壁に 

「書のまち 春日井  書聖 小野道風誕生伝説地」と書いてございました。

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一瞬? 確か『毛抜』に登場する 笑也さん扮するお役の名が 小野?? あれ?

あれは、小野春風かあ~ (笑)と 結局 関係なかったですね。



小野道風(おのみちかぜ・・・ おののとうふう、とも云います。)は 
書の世界では有名な人ですよね。

でも どう云う訳か 花札にも登場して そちらの方が私 よく知っております。

と云っても 私が花札を知ってる訳ではありません 
私 花札の遊び方は知らないです。(笑)


ただ小野道風の横で、蛙が柳に跳びつこうとしている 花札の絵は知っています。(笑)


書の道でスランプに陥り 書の道をやめようかと 思っている時のお話。


小野道風の横で、蛙が柳に跳びつこうとして 何回も何回も挑戦を 
繰り返している 蛙を見て
 
「ばかな蛙だ。 いくら飛びつこうと思っても この高さでは 飛びつけまい。」

と 笑った所、強風が吹き 柳がしなり 見事 蛙は跳び付く事に成功!! 

それを見た小野道風が、ハッとして

「ばかは自分だ!! なにもしないうちから あきらめてしまって 
 蛙は一生懸命 努力をして 偶然を自分のもとした! 私は蛙にも劣る。」と 

それから 努力の人になったと云う経緯。

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このお話が事実かどうかは 別として 訪れる場所 場所で こう云う逸話に
出くわし ハッとさせられる思いがするのは、私だけではないと思います。
本当に巡業公演のいい所です。

こんな事でもなければ 小野道風なんて 浮かんできませんから(笑)


『毛抜』の小野春風 と 春日井市の小野道風 

本日はこじつけの様なブログでした。(笑)


ちなみに、この柳の花札の絵ですが、以前は「柳に番傘をさして走る斧定九郎」
だったそうです。明治時代に、この小野道風になったんだとか。


『仮名手本忠臣蔵』から「小野道風」

全然関係ないのかなあ?と思ったのですが、「おの さだくろう」と「おののみちかぜ」

もしかして、「おの」つながりだったのでしょうか?


真偽のほどはわかりませんが、こじつけながら調べているうちに
完全に歌舞伎になってしまいました(笑) 


行かなければ調べないですし、調べなければ 知ることもなかったことですね。

旅公演は また、そんな楽しみもあります。