今日の昼の部は 上下の桟敷席(松竹座は椅子席ですが・・笑)に
祇園の、舞妓さん 芸妓さんたちが並び 中央あたりには、
お姉さん連中も大勢おられ 総見がございまして それは華やかでした。


先日は先斗町の総見もございました。


12月の京都顔見世、1月の大阪初春歌舞伎 1月10日には十日戎。


このあたりはやはり季節がら 関西の地元が 歌舞伎のお芝居に
大きくかかわってるいる 証でしょうね。


でももう20日、そろそろ お正月気分も過ぎ去り、次は節分でしょうか?(笑)


日本には本当に 四季豊かな言葉が並びます。

節分の次はひな祭り、4月はお花見。 5月は端午の節句。


言葉が並ぶだけで、寒さが和らぎ 気持ちも暖かくなりますね。(笑)


歌舞伎の中でもこの言葉は とても大事です!!


今回の『寿根元草摺引』『操り三番叟』と云えば正月を思い浮かべます。



2月と云えば『三人吉三』の大川端の場。
(ほんに今夜は節分か! こいつぁ春から 縁起がいいわェ)

3月は『妹背山女庭訓』の吉野川の場(別名 雛流し)

4月は本来の『義経千本桜』
(今月は初春と云う事での演目ですね・・・
 でも他にも 桜の演目 たくさんございます。笑) 

5月 6月は『梅雨小袖昔八丈 (髪結新三)』
(初ガツオの売り声が響き また違う場面では梅雨空が広がります。)

7月は『夏祭浪花鑑』や『牡丹灯篭』『東海道四谷怪談』などの怪談もの。

8月は『名月八幡祭』ご存知 深川のお祭りを舞台とした演目。

9月 10月は『黒塚』で すすきが揺れ

さらに10月 11月は『紅葉狩』で一面の紅葉!!

11月 12月は『仮名手本忠臣蔵』『奥州安達ヶ原』で 舞台一面に雪が振ります。



四季 折々の歌舞伎が並びます。


現在の生活 冬はビルや 家庭の仕事が暖房で 暑く汗をかき、 

夏は逆に 冷房で寒くて凍える なぁんてのは なんだか矛盾していますよね(笑)


そんな時は歌舞伎のお芝居 劇場にでも来て 季節を感じて頂ければとも
思います。


今日は、演ずる私どもも 華やかな客席のお陰で 楽しい思い、優雅な気持ちで
舞台を勤めさせて頂きました。

お客様も 舞台と客席 倍のお楽しみであった推察されます。(笑)



今月は、昼夜とも「桜」が舞っておりますが・・・・

これも 初「春」と云う事で おゆるしを!!!