昨日の夜 7時頃に2泊3日の旅から帰宅致しました。

この1週間は24日の人間ドックのために 数日前からは禁酒!!(笑)
それから数日間は何をやってもただ、消化するためだけのような日々!!
(もちろん 何でもできるのですが、やはり・・・と云うか・・笑)


それが嫌だったので、24日から旅立ち!! 横浜~伊東~ と
強引に旅行しました。(笑)


もとより計画も、なにもないぶらり旅(笑)

却ってそれがよかったのか? 横浜では思いがけずに、
シルク博物館での着物展の見学 そして機織りの貴重な体験。


伊東では温泉と

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美味しい料理


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そして昨日 帰りがけには
普段では ほとんど立ち寄る事のない 小田原へ途中下車致しました。

昨年の夏 バイクで東京から徳島へ渡り 牟岐の町で1週間。

その後大阪へ向かい 吉野山の蔵王堂や 楠木正成、所縁の千早、赤坂など
バイクで参りました。

その後 バイクで帰路につき東海道(阪奈道路から名古屋へ 1号線をひた走り)を
浜松城を見学し、掛川あたりで1泊して 翌日はゆっくりと時間をかけまして
普段は新幹線の中からしか見る事の出来ない掛川城を見学しました。


新幹線の車窓から天守だけが見える 本当に小さなお城のイメージだったのですが
実際に行ってみると なかなかどうして大変立派なお城だった事にビックリ!!

この掛川城の山内一豊は、関ヶ原の合戦の時には七万二千石を誇り、
東西に分かれた時 いの一番に家康方の東軍に属す事を表明
(司馬遼太郎氏の『関ヶ原』の中ではですが・・・笑)

家康のお眼鏡にかない 戦に於いては大した戦功もないのに 
後に、土佐二十四万石を与えられております。(笑)


前置きが長くなりましたが、この時のお城のイメージがあったので、
今度は小田原途中下車で、小田原城へ行って参りました。


この小田原城 天守閣そのものは さすがに大阪城や姫路城には
及びません。

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ですが、この小田原城!!私にとっては大変気になるお城なのです.

伊勢新九郎と云われた 初代北条早雲から 二代氏綱 三代氏康までは、
戦国時代に君臨した 代々の名家!!


ところが、四代五代となりますと、秀吉との協定を破り真田を裏切り 
秀吉 家康に取巻かれ 戦もせずに降伏したと云う いわゆる「小田原評定」と云う
悪い印象しかなく 小田原の地名を 落としたようにしか見えていませんでした。

(小田原評定=時代の流れが分からず 土地にしがみつき 秀吉 家康軍他 
 二十三万の兵に 取巻かれても 戦をすることもなく 
 意味のない 討ってでるか!! 籠城するか? そんな軍議ばかりを繰り返し 
 挙句の果てには 兵糧が付き果てて 降参 城明渡しとしか手がなくなり 
 氏政切腹 氏直高野山へ追放 一族は絶えたと云う、 いわゆる 小田原評定 
 現在でもよく政治家などにも用いられる 意味のない長評定のことに
 例えられて云います。)


でもこの度 小田原へ行ってみると城のある場所 立地条件にまず驚きました。


西は箱根の山が 天然の要塞となり 海に向かっては伊豆半島を
伊東あたりまで遠望し、東は三浦半島から もっと見えるときは房総半島まで
一望できるのではないでしょうか?

そして相模湾に接した平野は穏やかで 海の幸 山の幸はとても豊富のように
思えました。


かつては武田信玄 上杉謙信をも撃退し 関東を睨んでいた北条も
四,五代の北条氏政 氏直親子は 父や祖父の時代に胡坐をかき
穏やか過ぎた時代に浸り 時代の流れを把握できないでいた
一族だったのでしょうね。

 
そんな小田原ですが、先の掛川城同様 行ってみないと 
本当に、その土地の良さが分からないなあ~と 思った次第です。


この時代 秀吉 家康に匹敵する人物が小田原にいたら 
またひとつ天下が変わっていたかも 知れないと思うのは私だけでしょうか?


その証拠に 小田原の北条を滅ぼし 秀吉が家康を 関東に封じた後に、

秀吉が亡くなり 天下が家康の元となってからは この小田原、
目覚ましい発展を 遂げております。

将軍家の江戸、 家康の隠居所 駿府(今の静岡市) 
その間にある小田原は重要な位置づけだったのでしょうね。



●連絡●

お陰さまで12月ル・テアトル銀座の『助太刀屋助六 外伝』公演 
たくさんのご予約を頂きました。 ありがとうございました。

今まで、ご注文頂いたチケットに関しましては、ほぼご希望通りのチケットが
揃えられるかと存じます。 

発送は今しばらく お待ちくださいますよう お願い申し上げます。



ただ本日以後のご注文に関しましては、千穐楽24日のチケットの枚数が
残り少なく ご希望に添えられないかと存じます。
他の日に ご変更頂くようお願い申しげます。

(すでに御注文頂きました皆様のチケットに関しましては 大丈夫です)


並びに、他の日もかなり 残数が少なくなって来てございますので
もし、ご観劇をお考えのお客様がおられましたら、なにとぞ
お早目のご注文をお願い申し上げます。


それに加えまして、11月 明治座公演 1月松竹座公演のチケットのご予約も
承っておりますので、こちらもお早い お申込みをお願い申し上げます。

     
     市川 猿三郎