先月の巡業中は 長時間 電車に乗ったり バスに乗ったり、
また 船や、飛行機で移動したり 様々な交通機関で
西日本を 駆け巡りました。(笑)


今更ながらに 台風や大雨にあわなかった事が 本当にラッキーでした(笑)

熊本 八千代座公演が 昨日の台風と重なっていたら・・・。
などと 思い返すと本当にゾッと致します。


もっとも 私たちはラッキーでしたが、昨日あたりの台風に
まともにお仕事 被さってしまった方々には 言葉もなく 申し訳ありません 


先の交通機関のお話に戻りますが、乗っている時間や 待っている時間。

それこそ 進みたくても進めない時間が 巡業には山ほどございます。


そのストレスを和らげてくれるのが やはり今の私にとっては 時代小説です。


若い頃はノンフィクションの第二次世界大戦の戦記物が大好きでしたが・・・。


愛読書は佐伯泰英さんの色んなシリーズ。気楽に読めるのが大好きです。


『居眠磐音江戸双紙』

(私の猿三郎二輪草紙のタイトルも、ここから拝借した事は 
 初期からのブログの愛読者なら もはや御存知だと思います・・・笑)

その他『交替寄合伊那衆異聞』『酔いどれ小藤次留書』『吉原裏同心』
『鎌倉河岸捕物控』等々。

まだまだあるのですが、 書きだしたらキリがありません

その時代小説 ほとんど網羅して読破致しております。(笑)


しかし今回、この巡業前から、はまりましたのが、池波正太郎さんの『真田太平記』

云わずと知れた 真田昌幸を父に持つ 信幸 幸村 兄弟の 一族のお話。


大阪人はやはり 真田幸村は外せない 大好きな戦国武将です(笑) 


先の佐伯さんの作品はみな 新刊文庫本で購読しておりますが、

この『真田太平記』は随分 昔の作品。



私 司馬遼太郎さんも大好きで『関ヶ原』などは 何回 読んだ事でしょう。(笑)


今まで 池波さんの作品は『剣客商売』や『鬼平犯科帳』と云った 
一種 独特の作品は大好きでしたが、半ば歴史小説的な物は 
初めて読みました。

なぜ 今まで読まなかったのか? 不思議なくらい!!(笑)


そんな中 今回は巡業中に あっという間に5巻(全12巻)まで
読んでしまいました(笑)

それぞれ作者さんの書き方が違い いよいよ真田一家も 
関ヶ原に突入で 司馬遼太郎さんの『関ヶ原』の側面から
物語が進んで行くのが 面白いです。

(司馬遼太郎さんの『関ヶ原』は石田三成が主人公)



実は巡業から 帰宅して探り当てたのですが、現在 CS放送の 
チャンネル銀河で 1985年のNHK作品『真田太平記』を
放送していたのです。


かれこれ、27年前の放送作品。 

真田昌幸が丹波哲郎さん 信幸が渡瀬恒彦さん 幸村が草刈正雄さん 

重要な真田の忍び 壺谷又五郎には夏八木勲さん 

秀吉が長門裕之さん 家康が中村梅之助さん  

その他 脇役に至るまで まさにはまり役!!(笑)



今日の放送は第8・9話で ちょうど今読んでいる対徳川「上田城攻め」から

対北条「小田原城攻め」 そして「関ヶ原」へ突入して行く件でした。



27年前の放送画像でも 演じている俳優さんがいいと 
別にデジタルや音響が・・云々は 本当に関係ありませんね。

(もちろん・・それが綺麗な画面で見られるなら 
 それにこしたことはありませんが、今は綺麗な画面に耐えられない 
 演技の方も多いので・・・笑) 


今読んでいる小説『真田太平記』が面白のと 過去のテレビの放送が
今日の日に 合致してしまったので 思わず ブログに書いてしまいました。


色あせない作品 演技 私もそれを お芝居に目指していきたいと 
思います。