3日目 お芝居もだいぶ落ち着いて参りました。(笑)



今月の新橋演舞場。 

襲名興行として 猿翁丈 猿之助丈 中車丈 團子丈 4人に対して
ある方から祝い幕として引き幕が贈られました。


その贈られた方は 猿之助さんのあこがれの人 福山雅治さん。


そしてそのデザインは とても斬新的なものです。



五十回忌追善興行にふさわしく、 


先代猿翁さんの 『黒塚』 『小鍛冶』 

三代目段四郎さんの 『連獅子』の子獅子 

四代目猿之助さんの『蜘蛛の拍子舞』 『鬼揃紅葉狩』の 


それぞれの後シテの隈取り等が かぶさった隈取りとして 
また新しい 隈取りの様に表現されております。


イメージ 1



それぞれの隈取りの色合いは 福山さんが相好するように
色彩を独特に 考えられたものかと思います。

(このあたりは 段之さんと 楽屋で写真を見ながら検証した上での
 想像も入っているのですが・・・)


お芝居の幕が開くまでにも ゆっくり楽しめる この祝い幕。

どうかお見逃しの無い様に じっくりご覧くださいませ。




今日も猿翁旦那は バッチリご機嫌で 昼の部の口上から引っ込んで来られるなり

「最後のご挨拶だけでは 物足りないね!! 台詞 増やそうか?」

などと ますます前向きな 発言をされました(笑)

こう云う旦那の姿勢が やはり 私たちが ついてきた姿。



出の寸前まで 楽屋でハッキリ 台詞を云う練習をされており

初日より昨日 昨日より今日 と おっしゃる言葉が段々はっきりして参られました。


これは そばにいる弟子たちにとっては 本当に嬉しい事です。

やはり毎日 声を出さないとだめなんだなあ~
そして舞台に出る、お客様の前に立つ。
これこそが 何よりも 旦那にとっての最高のリハビリであるのだろうな 
と思ってしまいました。



そして連日 夜の部のカーテンコールに登場されております。



猿之助さん 中車さん 團子さん そしてご自分の襲名。


猿翁旦那は早く舞台に立ちたくて 待ち焦がれておられました。


確かに御身体の不自由な部分は否めませんが 決して無理に出演されている訳ではなく
その証拠に夜の部は 連日 自ら望まれての 
予定外のカーテンコールへのご出演です。


役者魂に火がついたと申しますか、やはり 周囲には嬉しい事です。 


もちろん体調の許される限りではございますが、 
千秋楽まで是非 頑張って頂きたいと思います。


そう云う 旦那の姿、私たちにとりましても 本当に見習いたいです。

旦那は 楽しんで 舞台に上がっておられる。

私も 毎日楽しんで 舞台を勤めて行きたいと思います。