ほんの数分前に 帰宅いたしました。
これから夕飯ですが、とりあえず ブログ(笑)
下書きはしておりましたので 急いでアップいたします。


今日は『小栗栖長兵衛』の初日通りの舞台稽古がありました。

その後 口上の舞台稽古、坂田藤十郎丈 片岡秀太郎丈 その他の方々

そして一門の面々が 列座する中、旦那が裃を着て 舞台に登場しただけで
私 ウルウル来てしまいました・・・。


お稽古ですら これですから 明日、初日を迎えると 私 どうなる事やら・・。


そして『義経千本桜 四の切』の初日通りの舞台稽古、


夕方から『ヤマトタケル』の、通しの舞台稽古が開始されましたが、
やはり舞台の吊り物や 道具の多さで 舞台上の交通整理が必要となり
多少 ストップする事もありました。 


一昨日は、スーパー歌舞伎のお稽古に1日を費やしましたが、
今日は古典のお稽古、つづいてスーパー歌舞伎のお稽古、と
今までやった事のないお稽古、形態。


私自身も 台詞のいい方に ちょい戸惑いがございます。

同じ歌舞伎ながら なんか洋食と和食を 一緒に食べている感です(笑)


これは舞台にも云える事でして、
いつもはスーパー歌舞伎用に 舞台を設営致しますが、
今回は古典と両方で使いますので、微妙なところが違います。



まず、下手のお囃子部屋、通常「黒御簾」と申しますが、
本来スーパーの時は この部屋がございません 

ここが 下手揚幕となり お芝居の出入り口になっておりました。 


が 今回は昼の部で使いますので 黒御簾は残したまま 
スーパーの舞台を作らなくてはならず
同じ新橋演舞場の舞台と云え 微妙に間口が違って参ります。 



わずかな違いと思われるかもしれませんが、
立ち回りや 火の精の登退場にここが使えず、
走水の浪の張る寸法が たるんでしまうのです。


音楽やセリの上げ下げなどでは正確に秒数まで計る舞台。

この微調整が かなり難しかったです。

まるっきりサイズの違う 劇場への移動なら また何とでもなるのですが、
わずかな違いの修正ほど やっかいなものはありません


一応 昨日と今日とで、その最終微調整も終わりました。

さあ、お待たせ致しました。明日いよいよ 開幕です。

5日初日で 29日千穐楽 お待ち申しあげております。