昨日は『幸助餅』のおもだかやの出演者の事を書かせて頂きました。

一門の若手・・若手と云っても、私より年が若いだけで(笑)

もはや若手ではなく 各、お芝居では それぞれ重要な役を 担っております。


先日『若き日の信長』の私の写真をアップしました。


今川勢に攻められて 苦悩する海老蔵さん扮する信長。

その清州城内で 喧々囂々 

出陣じゃ!! いや籠城じゃ!! いや和睦じゃ!!・・と

家来たち大勢が 評定の行方を待っております。


先に このブログで紹介 致しましたが その中の家来1を私が演じております。  


実はここで 台詞のある家来が 7人おりますが 
このうちの4人が おもだかやの一門です。
家来1は私 2が猿四郎さん 5が喜猿さん 7が喜之助さん。


順番はこうですが 普段の役のふり方で 1・2・3と名題から順番に

狂言作者さんは振り分けたと思うのですが 

ここで重要な台詞をしゃべっているのは
1・2・4・5・7 の家来 

このうち私を入れて 1・2・5・7がおもだかやの一門です。


もちろん 大事な場面ですから台詞がなくても その場に居る人は
緊張感を持ってお芝居をしなくてはなりませんが、
この場面の重要な台詞をしゃべっているのが
おもだかやの一門と云う事が 認められて来たと云うか うれしいですね。


実は役を貰った時の喜猿さん こんな事を申しておりました。


「お稽古 二日前にこの役を頂き なんで私が・・・?
 これ 名題さんの役ですよね?」



確かに 大事な台詞で 初めてのお稽古の時は團十郎さん指導の元 
かなり緊張しておりました。

覚えたての台詞が なかなか出て来ず・・・ 

と云うのも 軍勢の数や 状況説明等 かなり正確に云わなくてはならないからです。

ドキドキの初日をむかえた事と思いますが、
今まで 無事に勤めております。

また ひとつ 大きな経験としての一歩になるでしょうね。


それだけではなく その他 台詞はありませんが 
ここにも猿琉さんと 裕喜さんが 他の一門の人と同じく 
場を 盛り上げております。

また、ともにスーパー歌舞伎を作って参りました メンバーも
同じく盛り上げております。

こう云った場に 皆がそれぞれ 自分の役割を果たしております事、
あまり目立たないとは思いますが、ご注目頂きたいと思います。


今日の写真は 私以外の清州城下の場面での 一門の人たちです。


武士2の猿四郎さん 

イメージ 1


武士5の喜猿さん

イメージ 2


武士7の喜之助さん

イメージ 3


そして同じく 武士の 猿琉さん

イメージ 4


裕喜さん

イメージ 5
   



名称は 「武士 なにがし」ではございますが、案外それぞれの
個性、役割がございます。

誰が どんな事を云って いつ去っていくか・・・
これもまた面白いと思います。

かなりマニアックですが・・・


かくいう 私は あれだけ「静まれ 静まれ」って言っているにも関わらず
いちばん最初に その場を後にしております。

保守的な人物だったのでしょうか。