スマートフォンに替えてから 1週間。

だいぶ手慣れたものになって来ましたが、
電話を取る姿は 器機が大きいせいか 
あまりスマートではありませんね(笑)

でも色んな無料アプリは使いでがあります。

コメント欄で紹介して下さったメモ・スケジュール帳のジョルテ。

ありがとうございました。早速 使わせて頂いております。



さて昨日のコメント欄に 『華果西遊記』の棒術や蜘蛛四天のお話を・・

と云う要望がございましたので 早速(笑)



右近さん(孫悟空)猿弥さん(猪八戒)弘太郎さん(沙悟淨)
による 棒術の件(くだり) 演技も安心して見ておられ 
私も侍女として見ている間は 毎回、初めて見る お客様の気持ちで
見せて頂いております。



幕が開く前に必ず 3人で一度 この件をお稽古して 
それから花道に向かっております。

手慣れたものですが 慢心してしまうとお客様に怪我を
させてしまいかねませんから そこは3人共慎重です。



3人の棒術に入る前に 常磐津での棒尽くしの舞踊がございます。

内容的には 棒には色んな物があり 突く棒 さすまた 袖がらみ

と唄います。


この三つは 所謂 捕り物の時に使うもので 
ひとつひとつは テレビの時代劇などで 
皆様 必ず ご覧になった事のあるものです。


突く棒は棒の先にT型の 金具があり 何本もの突く棒で
下手人を追い詰め 動けなくするもの 

さすまたは 同じようにYの字型になっていて
腰や腕に当て込み 相手の動きを 封じ込めるのに用いる物。

(余談ですが、このさすまたの形は 現在の消防署の
 地図記号に用いられております。
 以前は、この由来が時々 テレビのクイズ番組でも
 問題として使われておりました)

袖がらみは 金具に釘のような突起が無数にあり 
これで文字通り 着物の袖を巻き込み 動けなくするもの 

これらは捕り物の三つ道具と呼ばれております。


そして門の戸締りは心張棒。 
戸にななめに はめ込むつっかえ棒ですね。

その他 
六尺棒に 三尺棒 肩に担いだ天秤棒と 唄われ  

この世で一番大事なのは 「とかく浮世(この世)は 御辛抱」と 
棒にたとえて 締めくくられます。

この唄もうっかり聞き逃してしまうかもしれませんが、
こうやって、歌詞が分かれば 聞いて居て楽しいかも知れません

私も 毎回 楽しく聞いております。



そしてこの後に 3人の棒の演技に入る訳です。 

孫悟空の持っている棒は普段は耳の穴に小さく入れてあり
思うがままに 伸びたり縮んだりするので 
いのままのぼうで 如意棒(にょいぼう)

本来の名前は金相棒(きんそうぼう)と云うので 如意金相棒と言います。

猪八戒の物は熊手 沙悟淨のは宝杖(ほうじょう)と申します。  

(沙悟淨の持ち物は わからなかったので、過去の筋書きをみました。
 初演でこう書いてあったのですが、今でもこう呼んでいるのかしら?笑)

ご観劇の際は この3人の棒術必見です(笑)

詳しくは 見て下さいね。



蜘蛛四天の事はまた 後日に(取材してきます・・笑)


そして今日の写真は 昨日の侍女 4人の後の姿。
変化となった4人です。

イメージ 1


いかがでしょうか?

私以外は 普段は女形さん。

こんな隈をとることは 滅多にございません

毎日 頑張っております。