今日 8月19日はバイクの日。  

でも昨日まで酷使したKLE400は 今日は休ませてあげました。(笑)

本来は大阪から、2泊3日の帰京ツーリングのつもりでしたが 
今日は雨予報。
却って、昨日 帰宅して良かったです。 



昨日はお天気がよく 晴れていましたが 本当に本当に暑かったのと 
2日間の遠距離走行で やはり 思った以上に疲れていたのでしょうか。

今朝 7時半に起床はしたものの 午後は涼しくなったせいか 
2時間ほど ガクッと お昼寝をしてしまいました。(笑)


その後、今日がバイクの日である事を 思い出して 愛車に感謝した次第です。(笑) 





話は変わって 帰京ツーリングの途中で訪れたお城。 

お芝居と お城。

これは切っても切れない 関連がございます。



お城は、その国の民を守る為の象徴。

そして攻める方は その城を落とす事が その国を占領する事。


歴史の良し悪しは別として 男なら、どちらもやってみたいロマンを感じます。


でも 攻める方も 攻められる方も そこには必ず 悲劇が生じ 
それがお芝居となるのです。

落城して 捕らえられれば 即刻打ち首。 
女子供たちも容赦はありません

それはそうでしょ!! 


もし情けをかけて 逃がしてやれば その者たちが
今度は 攻めた人々を襲います。


それを知っているからこそ 武将たちは城を枕に、討ち死にするのでしょうね。




お城の名前が入ったお芝居と云うとそのものズバリ!!

真山青果作『江戸城総攻』 
また大阪城落城を扱った『沓手鳥孤城落月』

最近では『プリンセス・トヨトミ』なんてのもありましたが・・・(笑)


その他 海老蔵さん主演 やはり大阪城を扱った『石川五右衛門』

昨年の平成中村座では 大阪城そのものが背景となる 『太閤桜』


お城は舞台として また背景として最高の舞台です。


変わった所では 私が17日にツーリングで訪れました 浜松城を扱った
『酒井の太鼓』と云うお芝居がございます。

イメージ 1



これは武田信玄が上洛をするために 攻め上る途中 
織田方の至る所の城を落としながら 若き家康が立て篭もる 
浜松城での戦いを扱ったお話。


信長は援軍は出してもやられるだけ!! 
家康に尾張まで撤退を打診しますが、信長との同盟の為に出陣して 
家康 初めての大敗北。


三方ヶ原の戦いで 恐怖のあまり 大便を垂れ流しながら
城に逃げ帰ったお話は あまりにも有名。


そして天守閣で 疲れて寝てしまった後 武田方が浜松城へ押し寄せます。


勝つ見込みのない算段の内 家来の酒井忠次が 篝火を焚き 
城内を赤々と照らし 城門を開いて 太鼓を打ち続けると 
さすがの武田方も訝しく思い(何か計略があるのか?と)
ついには 兵を引き揚げて 引き返してしまいます。 


ここで家康は 信長の援軍の来ない戦いにも出陣して 負けたとはいえ
裏切る事のない 「信用」と云う大きな 財産を得ます。



余談ですが 後の関ヶ原では 西軍の武将に、多大な恩賞を餌に
この裏切り(寝返り)を 打診して 寝返った武将たちには 
勝利の後に一旦は恩賞は取らせますが

その後は 裏切りをした武将たちは信用がならない・・と 
徐々に排除していったのは 実に家康らしい したたかな策略家であります。

それはこの三方ヶ原の戦いで 信用を大事にしていたからかも知れません


その後 武田信玄は上洛の途中で 急逝。  
武田方は甲斐へ引き返すことになります。

ここでも 家康の運の強さを感じます。


この時の恐怖の顔を 絵師に描かせて 後々の戒めにしたと云う家康。

皆様もどこかで一度は この絵 ご覧になった事があるかと思います。


私もこの浜松城で その絵のコピーを見て参りました。


この浜松城。 戦国時代そのままに建てられているので 

石垣の積み方に特徴がございます。

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イメージ 3




野面(のづら)積みと云う 積み方で 石垣が綺麗にそろっておりません 
割と 見慣れております大阪城などの石垣に比べると
武骨ながらも荒々しいイメージが致しますね。


そしてこの浜松城。


近くまで行かないと天守閣そのものが 城下からはなかなか見えません
(実は 城の敷地内に入ってからも 天守へ向かう道を迷いました。) 

秀吉の権力の象徴である大阪城とは 作った意識が違うのでしょうね。

家康らしい お城かな? と 思いました。


天守閣の手前には 『若き日の信長』ならぬ 「若き日の家康」の
像がございました。

イメージ 4



この浜松城も一度は 行きたかったお城です。

浜松は公演で 何回も来た事はございますが 交通の便が発達した今、
必ず 名古屋からの往復となり 浜松で滞在する事がなくなりました。

今回のツーリング 意識して行かなければ 訪れる事は難しいと云う 所を選びました。

やはり訪れて 大正解でした。(笑)