関東地方は 台風6号の影響で 暫く涼しい日々が続いておりました。

昨日あたりからは 猛暑が復活?とやら 申しておりましたが、
それほど 暑い訳ではなく、過ごしやすい今日この頃。


ふと気がつけば 明日は 七月大歌舞伎の千穐楽でございます。

「ふと気がつけば・・・」と書きましたが 実は個人的には 
カウントダウンを続ける毎日(笑)

実に 去年の11月以来の9ヶ月ぶりの お休み月にわくわくしながら
一日一日を 過ごしております。(笑)

もちろん、千穐楽までの 貴重な日々を 大切に過ごしておりますのは
云うまでもございません。




毎年、夏に 劇場宛に 入谷の朝顔市での朝顔を送って下さる 
お客様がおられました。(毎年 ありがとうございます。)

ですが今年の夏 震災の影響で朝顔市が 中止になってしまったとのこと。


その代わりに 浅草のほおづき市の、鉢を送ってくださいました。
まだ実も赤くならず 青いままのほおづき。

楽屋では ちょいと可哀相なので 自宅に持って帰りました。


子供のころには 幾度となく 笛を吹いて 遊んだほおづき。


丹念に 実を揉んで柔らかくして 柔らかくして・・・
中を取り除いて ほおづき笛を作るのです。

茎の部分に 切り口が入ると 笛は鳴りません

そぉ~っと そぉ~っと はがして 傷がつかないに様に
切り取って 口の中に含んで 吹けば ほおずき笛がなります(笑) 

子供の時の記憶ですから あっているかどうか?(笑)

今ではもう吹けませんね(寂しい~)


今回、初めて 根の付いたほおづきをいただきまして、
自宅に持ち帰り 毎日 少しずつ赤くなります実を見ながら
楽しませていただいております。


が、若干 鉢が小さいのか??

毎朝、起きましてベランダを見ますと

「喉乾いた~ お水ちょうだい~」

と云う顔?で 私を見ております。

急いで お水をあげるのですが 半分以上が鉢を出ていってしまいまして
昼過ぎにも もう一度 水をあげております。


頂きました時には まだ ひとつくらいしか 赤くありませんでしたが、
ここ数日で 随分 赤い実が増えて参りました。

今日、ちょっと早いかな。。。と思いながら ひとつをとってみました。

イメージ 1



明らかに まだ 「青臭い」香りが致しました。

剥いてみますと やはり・・・ 少し青く、まだほおづき笛には
早そうです。

イメージ 2



ほおづきは

「ほおの紅色に似ている事から」とか
「種子をとって皮だけにした実を口に入れて含ませて鳴らす遊び」とか
「カメムシからきた」とか
「火のように赤い事から」とか

色々な説がございます。


あの真っ赤な実?(身を包む部分?)は ガクだそうです。




「鬼灯」とも書きますほおづき。

どこか 幻想的なほおづき。


「夏の風物詩」と云うよりは 
「夏の夜の夢」な気分が致しますのは 私だけでしょうか???