昨日の私のブログに、師匠 猿之助旦那の登場で
旦那に対するコメントの多さにびっくり致しました。

皆様 ありがとうございます。


私も そのコメントの中に 旦那のコメントを 見つけて狂喜乱舞。



実は 今日も少し 遅めのお稽古開始でしたので、
買い物のために 銀座に行きまして、有楽町でランチしてました。

コーヒーが来たので 一息つき 携帯でブログを確認しましたら、
なんと 旦那から!!!

いや、本当に びっくり致しました。


普段は携帯では コメントの承認などはしないのですが、
その場で 書かせて頂きました。
(携帯からコメントしましたら アバターが入ってた・・・笑)

興奮して 書き終わったら コーヒーは少し冷めてました(笑)




お稽古場から 改めまして 旦那に御礼を申し上げました。

旦那は 皆様からのコメントも 喜んでご覧になられたそうです。





コメントの中には 旦那のお芝居をご覧になった事のない方まで 
旦那に対するコメントを頂戴いたしました。


その方々は 猿之助旦那演出の 右近さん 段治郎さんの「ヤマトタケル」や
今回の「新・水滸伝」などのスーパー歌舞伎。

またビデオやDVDの「義経千本桜」の旦那のお芝居。等々

これらに夢中になられた方も いらっしゃいました。


旦那が長い、病気療養中にも関わらず 今、猿之助一門が崩壊せず
公演を続けていられるのは やはり旦那の指導力が大きく
嬉しい事に お客様も、その事が分かって下さっていると云う事です。


旦那も、現在ではかなりお元気になられ 今回の「新・水滸伝」の
演出にも何回も足を運んでくださいました。

 
休憩中には 弟子一人一人に 芝居のする所を教えて下さったり 
感想を述べて下さったり そして雑談をしたり 
それはそれは 頭の下がる思いです。


そして何より稽古の最中に、前に旦那が 座って下さって居ると云う存在感!!

本当にうれしい事です。


これはオフレコですが・・・
(って ここで書いてはオフレコにならないかも・・・笑)


横内先生が

「私が見ているのと 猿之助さんが見ている時と 
なんで芝居に対する緊張感が違うのか!!」 

と 半ばあきらめ顔で おっしゃっていました。


私たちはそんなつもりでは ないのですが 
やはりみんな どこかに、気が入って来るのでしょうね(笑)


そして横内先生曰く

「私の気がつかないところ 例えば灯篭の置き方など  
赤い布が階段の前面に 綺麗にかぶさるように 置きなさい とか
台詞のいいところは 大向こうがかかるように 間をあけて しゃべりなさい とか 
新劇演出の私では 明らかに分からないところを 指摘して下さる。」

と 目からうろこのような感じで 伝えて下さいました。


「本来のリアルなお芝居では 傷ついた林沖が そんなに元気な訳が無いが
このお芝居に限り 歌舞伎と云う演出では 傷ついた姿で 立ち回りをするのが
格好よくない!! 

立ち回りは格好よく そしてお芝居の場面では 傷ついた姿を!!!
 
こう言ったところも 歌舞伎の良い演出だと思う ・・・・」

と 歌舞伎の要素を多いに取り入れた 新劇風 スーパー歌舞伎だと。


新劇(現代劇 等)では 大向こうはかかりませんし 
また もしかかると お客様が うるさい!!
と 苦情が出るのだそうです。

でもこの芝居は新劇の演出ではなく 歌舞伎の演出ですと。


明らかに違うところですね。 

猿之助旦那 横内先生 やはり このお二人が居ての演出が
この「新・水滸伝」の 面白いところではないかなあ と思った次第です。