今回の伊豆への旅行。

まずは、バイクでの行程が一番の目的。
バイクを走らせているだけで ある意味私は満足でした。

箱根ターンパイク・伊豆スカイライン・西伊豆スカイライン。


もう一つの目的地は「戸田」


我が家から国道17号線で約4キロ。

そこは埼玉県「戸田(とだ)市」



そこではなく、静岡県沼津市の「戸田(へだ)」

ここは県道17号線 ・・・ルートも同じ17号。
なにか因縁があるでしょうか? (笑)


ここは、何度も行く計画を立てていたのですが、雨で何度も断念。


と申しますのも、ここはバスなどの公共機関を使っていくには
かなり 難しいところだったからなのです。


土肥までは、バスの旅でも行きましたが そこから戸田に行く。

行く事は行けますが、その後に どこかに行くのかが困難。

なかなか一泊程度で 伊豆をうろうろしている限りでは、
難しい場所でした。



で、私がどうしても この 戸田 に行きたかったのは・・・

もう、しつこいくらいに書いております、私の愛読書
佐伯泰英さんの小説。

この中に 何度も何度も この戸田の地が登場するのです。
一番大きく扱われておりますのが「交代寄合伊那衆異聞」

幕末の動乱期に、この戸田の地で ロシアの船が座礁し、
ロシア人と日本人が 力を合わせて新しい船を造り、
その船により ロシア人が帰国を果たす・・・


学生の頃の歴史の授業でも 習ったかもしれません。
が、小説でその事を知り、それをきっかけに 歴史を調べ、
どうしても 行きたくなった「戸田」


テレビの旅番組や情報番組でも 気をつけてみておりますと
何度もその戸田港は映し出されておりました。


今回、やっと 行く事が出来ました。戸田。


御浜岬の先の「戸田造船郷土資料博物館」
座礁したロシアの「ディアナ号」、新たに造った「ヘダ号」
そして、その船長だった「プチャーチン」

それほど大きな資料館ではなく、正直平日には私たちだけしか
観覧者はいませんでしたが・・・

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それでも、ディアナ号で使われていたものや、ヘダ号の設計図。
それぞれの縮尺模型などなど。

大変興味深く見る事が出来ました。

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一番びっくりしたのが、ディアナ号の模型。
これは 元々1970年の大阪万博で「ソ連館」に展示されていて
その後、ここに展示されるようになったとのこと。


私・・大阪万博、何度も行ったのに、また 見たはずなのに 全く覚えてませんでした。
知ってみるのと 知らずに見過ごすのは 本当に紙一重。

今回は、勉強になりました。


その後、おいしい昼食を食べて、戸田を後にしました。

西伊豆スカイラインのリベンジに きっともう一度来る事になるだろうな
そんな気持ちのする、戸田の町でした。


写真は、少し北に行った「出逢い岬」から見た 戸田の風景です。

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