昨日 試演会の舞台稽古を 第三者的に見ていて すごく思いました。

もちろん 若手の勉強会の 協力の為に見ていたお芝居なのですが・・・



『熊谷陣屋』の最大の見せ場は 敦盛(小次郎)の首実検ですが・・

歌舞伎には首実検が 数多く出て参ります。


『寺子屋』『盛綱陣屋』『伊勢物語』等々


テレビ 映画などでも 忠臣蔵の大詰めは吉良上野介の首を
泉岳寺の 浅野内匠頭の墓前へ供える場面が出て参ります。

もちろん DNA鑑定など ない当時は所謂 本人確認は
その首(顔)を見る以外に 方法が無かった事は わかりますが、
思えば かなり残酷な方法ですよね。


熊谷陣屋の相模も わが子の首を抱きながら 嘆く場面がございます・・が

今では 考えられない事でも お芝居としては 歴史的に こうだったのかなあ?


と 皆様 わりとすんなりご覧になられ 受け入れられるのか・・・

このあたりは 不思議な事でもあります。



そう云えば 会社などでも 社員を怒るときなどに「貴様は首だ!!」

などと云い 一般的にリストラなども 「首切り」などと表現します。

 
また 自前で何か 御馳走する時などは 腹を切る表現 自腹だ・・などと云いますね。


やはり武家社会の名残が 現在の社会でも残っているのでしょうか?

試演会から 変な連想をしてしまいました。




今日も 試演会の『稲瀬川の勢揃い』の舞台稽古が 終演後 行われました。


明日は 試演会 本番 その事は また詳しく・・・ 後日に・・・