10月の中旬。  先週は体育の日もあり 現在、各地で 運動会や体育大会など

盛んに開催されている事でしょう。 遅ればせながら いい季節になりましたね。(笑)



私は・・・子供の頃、あまり好きではなかったのですが・・

で ふと このスポーツの原点とは なんぞや? と 考えてみました。


たとえば綱引き 玉入れ 棒倒し 等々。 皆様もされた事あるのではないでしょうか。




運動会などで行う 紅白対抗試合。 


これは端を発せば 源平の合戦より行われている事になります。



『吉野山』の忠信の物語の台詞。


「海に兵船 平家の赤旗、 陸(くが)に白旗。」


これは平家が 赤(紅)で 源氏が白旗。 

この時代の戦いをもじって 紅白試合と呼ぶようになったのです。


小学校の頃の体育帽と云ったら、白と赤のリバーシブル。

普段は男子が白で 女子が赤などでしたね。
運動会では、それぞれの組の色にしておりました。


考えれば、よくできたものでしたが、今でもそうでしょうか。

もっとも私の小さい時は まだ 源平試合とか 
源平合戦と云ってた時もございました。



運動の中には それが起源ではないかと思われるものが
たくさんあります。

所謂 陣地取りや 早駆け(進軍の時は走る訳です) など 

そして 格闘技では 剣道(これはそのままですね)


柔道(柔術)は・・・


今月の『熊谷陣屋』の正式題名は『一谷嫩軍記』
(いちのたに ふたばぐんき)

この陣屋の前に 『陣門組討』(じんもん くみうち)と 

云う場面がございます。  





この組討ちは 鎧武者が太刀を置いて 素手で戦う様です。 所謂 格闘技。


これが柔道(柔術)の走りとなっている訳です。 




そう考えますと 現在のスポーツは 源平合戦が 

大きくかかわっている事になりますね。 





さすがに マラソンは ギリシャのマラトンの戦いですので 異国の競技ですが、

駅伝は 戦(いくさ)の伝令ですから 日本古来のものかも知れません 



平清盛も 源義経も まさか自分たちの滅後 800年後も
 
源平のもじった戦いをしている事になるとは 思いもよらなかった事でしょうね。(笑)