天気予報によりまして、断念せざるを得なかった今回のツーリング。

やはり、夜中から朝方にかけましても 雨、雨、雨。

昼に上がったら 頭に来るなあと思っておりましたが(笑)
夕方まで 雨が続きました。

今日は昨日の筋肉痛を抱えながらの のんびりした一日でした。




さて、昨日は中仙道の旅、巣鴨まで参りました。

当初のゴールのつもり 想定地点でしたので、ここから・・・ツライ!!

ここらであきらめて 昼食兼 後は、ぶらぶらでいいかと 思いながらも
途中棄権はどうも 性格が許しません・・・ (何が 駆り立てるのか?)


しかも巣鴨までは商店街をはしごするような形で来たのですが、
ここからは17号線をしばらく進みます。

道幅も広くなり、街道とはかなり、雰囲気が違います。

どこか 無機質と申しますか。

ここまでは、車が来たら横によける と 云うような道幅で、
左右のお店を覗きながらの道中でしたので、 ここからしばらくは、
少しさびしい気が致します。

もっとも、町は大きくなっているのですが・・・

何車線もの道の両端の歩道をゆきつつ、しばらく道中は続きます。


千石を過ぎたあたりで、正式な17号から分かれて

もう一本の17号へ。

行き来1車線。先ほどまでよりは 細い道です。

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画面右奥がいつも銀座への通勤に使っております17号。
左下に続きますのが 旧中仙道の17号になりますので、
こちらを進みます。

ここから日本橋へは6キロです。

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だいたい家から5キロ強くらいを来た計算になるでしょうか。
巣鴨での寄り道もありましたが 2時間半経過です。


この先、昼食をどこかでとりたかったのですが、
残念ながらしばらくは 飲食店の少ない道・・・

巣鴨で昼食をとればよかったのですが、ちょっと早かったので
先に進んでしまったのが 運のつき(涙)

疲れと空腹で機嫌が悪くなる猿三郎(笑)

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淡々と歩き、去年訪れましたお七の寺、大圓寺の前も通過しました。

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昨年7月、ここに来た翌日に あんな事が待っていようとは・・・
あのときは 全く能天気??でした。

思い出さずにはおられませんでした。

(あはは・・・ピンと来た人は、猿三郎ブログマニア??
 気になる方は 去年のブログをご覧ください)


すでに1時近くなりましたが、ただでさえ、あまり飲食店のない一角。
しかも日曜日と云う事になりますと・・・店がない!!!

そのまま何とか がんばりました。

そして、日本橋から来たら 中山道の最初の一里塚であります
追分一里塚に到着。

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ここを過ぎれば、加賀屋敷跡の東大もすぐそこです。
思えば、板橋の出発地点も加賀藩下屋敷。
ここも加賀藩です。

あ、この追分一里塚(中山道と日光御成街道の分岐点)にある酒屋さんは
江戸時代から続いているそうです。

近くで見ると古さがわからなかったのですが、信号を渡ると
なんとなくいい感じの雰囲気でした。

建物は変わっているのでしょうが、同じところに同じようにあるのは
時代を越えて すごいですね。

古地図には載っておりませんでしたが、高崎屋さん
もしかしたら 時代小説にも出てきているかもしれません。
これからは 気をつけて見るようにします。


バイクではあっという間に過ぎているのですが、
今日は、説明板や碑があればその度に足を止めて見学。

色々な発見があるものですね。


途中、昼食をいただきまして東大横で 日本橋まであと4キロ。
家を出てから3時間15分。

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たまたま写真には バイクが写り込みました。
バイクで来たかった~(涙)

いえいえ、歩いてこそ今回は意味があるのです!!


そんなこんなで、東大赤門前に到着です。

ここは「加賀鳶」の舞台。
バイクではよく通りますが、ちゃんと見学したのは久しぶり。
普通の写真も撮りましたが、思わずこんなのも。

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「道玄!!!(ちょん・ぱっ)神妙にしろい!!!」 の場面(笑)

来月 新橋演舞場では 団十郎さんがこの道玄ですね。 この場面がございます。


舞台ではだんまり。真っ暗ですが、今日はいいお天気で、
ここでなら 道玄はすぐに捕まっちゃっただろうなと・・・

日曜日ですので、大きな門は開いておらず、小さい門だけです。

学生さんもほとんどおらず、観光の方が数人だけ。
だからこんな恰好の写真も撮れたりして・・・(笑)


東大を越えたところで、これも江戸時代からあったという
「かねやす」に。

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ここは江戸時代の歯医者さんが 歯磨き粉を発売して
大当たりをとったとか。

享保15年の大火で、時の町奉行大岡越前守が 
ここから江戸城にかけては 塗屋・土蔵造りで瓦葺を奨励し、
ここから先の板橋方面は茅葺の家が続いたとか。

そのちょうど境目に立っていたのが「かねやす」だったので、


「本郷も かねやすまでが 江戸のうち」

と云われたそうです。

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先の酒屋と云い、いままだ同じところに同じお店があると云う事
すごいですね。

ここでちょうど、日本橋まであと3キロ。出発から3時間半です。

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この後、ちょいと寄り道をしたのですが、今日はこのあたりで。

でも普段 なにげなく通っている道が 歴史や歌舞伎に縁の深い場所であり
それが 至る所にあるのが びっくり・・・ と云うより 
今まで なぜ? 気が付かなかったのだろう? と ・・・


さあ 日本橋まで 行けるのでしょうか?行ってしまうのでしょうか??

もう少し珍道中 続きます。お付き合いください(笑)