昨日、伊豆旅行で下田を散策したことを書かせて頂きました。

ここ下田は、江戸時代を通じて鎖国しておりました日本が、
開国し、近代化に踏み出した、まさにその第一歩の地です。

以前にも 書いたかもしれませんが、実は私自身、この時代は
あまり詳しくございません。


関ヶ原の合戦あたりは大好きなのですが、なぜか幕末は・・・
不案内でございました。


ですが、ここのところ、なぜかこの時代に縁の作品に多く接しました。

昨日も書きました佐伯泰英さんの「交替寄合伊那衆異聞」、
高校生の頃に読んだ、手塚治虫さんの「陽だまりの樹」を
思いがけず図書館で見つけまして、読み返しましたのも、
つい最近のことでございました。


また、ドラマでもはまっておりました「JIN」。
この原作漫画でも幕末に触れておりました。

(残念ながら、諸事情あり(笑)大河ドラマの龍馬伝は 見ておりません)



ほかの時代に比べまして、やや、不勉強な感はございますが・・・
下田の地に下り立ちまして、至る所にはためいております「龍馬」の旗。


私、三日前までは、舞台の上で、龍馬とともにおりましたこと、
なんだか本当に不思議な気持ちになりました。


「竜馬がゆく」で染五郎さん演じます竜馬と 一緒の時間。


それが、ここ下田の地で「龍馬縁の地」として、私が訪れる。




時間を超え、時空を超え・・・・



と思いながら訪れました 唐人お吉の菩提寺の宝福寺。


なんとここは、先月の「竜馬がゆく」の幕開き、まさにその地でございました。



「竜馬がゆくー風雲篇ー」の幕開きで、龍馬は勝海舟の取りなしによって、
土佐藩の山内容堂から 脱藩の罪を許されております。


牢の中から 解放された竜馬 まさに羽ばたき始めた地、

その地がここでございました。

イメージ 1



巨大な龍馬の鉈彫りの像もございました。

イメージ 2



説明板によりますと、

「文久3年下田に入港した大鶴丸に乗船していた土佐藩山内容堂が
 当寺に宿舎をとり、たまたま順動丸で入港してきた勝海舟が訪れて
 坂本龍馬の脱藩の罪の許しを得て認められた」


と・・・・



下田・・・だったのですね。

先月までやっておりましたお芝居。
その地がまさに、ここでございました。


思いがけずに、その地にたち、歴史と芝居の狭間にあると云う
本当に不思議な空間を体験することができました。



龍馬は、1867年に亡くなっております。

わずか140年ほど前に、そこにいて、そこで活躍していた人。



縁の地を訪れること、毎回思いもかけない発見がございます。