昨日の右近さんの新パパぶり みな様に伝わりましたでしょうか?(笑)

お子様の誕生は 何にも代えがたい 元気のみなもととなる事でしょう。



元気のみなもとと云えば 今月の右近さんのお役の一つ 「直助権兵衛」が
商いとしている物。 


『籐八五文』の薬屋 と云われておりますが、

これは 文化・文政(1804~1830)のころ、江戸ではやった行商の薬売りだそうです。

デジタル大辞泉には、その薬。二人一組で歩き、一人が「藤八」と呼ぶと、
他の一人が「五文」と応じて、ともに「奇妙」と合唱した。

本家は長崎の綿屋藤八が始めた薬で、弘所は駿府の伊豆屋藤吉と云う者。

ひと粒五文であったことからこの名が付き  

藤八薬。藤八五文と云われたそうです。

(一説には とお はち で18粒で5文とも??)

どんな薬かは はっきりと書かれたものがあまりなく、
唯一「癪」の薬とございました。しゃく、胃痛の時の薬でしょうか?


この当時の五文といいますと、

かけそばが十六文で およそ現在でいう300円~400円くらいですから 

この薬は 約100円から~150円くらい? 


今の ファイト!! 1発!! みたいに気軽に飲める 薬だったのでしょうね。(笑)
いえいえ。。。「ウコンの力」がちょうど200円くらいでしたから、
まさに それ でしょうか。

胃痛の薬ではございませんが・・・笑



 ちなみに 江戸時代の貨幣価値は 四進法で  おおよそ
 1両 4000文   1分 1000文  1朱 250文です。

 4朱で1分 4分で1両 そして 1両が 約10万円 
 と云う事ですから  逆算して 5文は 約100円~150円。

上方は 金ではなく銀本位制ですので 多少 貨幣価値は違うと思います。

こんなことも 豆知識として 知って居られれば 
お芝居もまたひとつ 楽しくなるかもしれません
 
お芝居の中でも 「とうはちごもん きみょう」の売り声出て参ります。
ぜひ聞いてください。