一般の方には申し訳ないのですが(笑) ひと月あった2月の休暇も
残すところ あと2日となりました。


27日から 3月日生劇場『染模様恩愛御書』のお稽古が始まります。

今月は色々な所へ行ったり 部屋でのんびりしたり 本当にゆっくりさせて貰いました。


そうそう、確定申告の提出も やっと昨日に終わり ホッとしました。

今回は 計算ミスや清書時での筆記ミス 添付書類の不揃いなど
 
結構アクシデントが続き いつもより時間がかかってしまいました。(笑)



そんな中で 先日のテレビドラマ田村正和さん主演『樅の木は残った』の

録画していたのをゆっくりと見ました。 いいドラマは本当に心を揺さぶります。


1970年に NHKの大河ドラマでも平幹二郎さんが演じられ

その後も仲代達也さん 里見浩太郎さんなどが演じられております。



御存じ山本周五郎の名作ですが 1月に新橋演舞場で上演していた『伊達の十役』

伊達騒動を題材としたお話です。


しかも歌舞伎の仁木弾正にあたる悪役、原田甲斐が この物語では

実は忠臣として描かれている点がもっとも面白いです。

 

私 もちろん原作も数年前の『伽羅先代萩』の巡業公演の移動の折に読破致しました。


ちなみに1月の歌舞伎の配役と先日のテレビ『樅の木は残った』の配役を比べて見ました。 

なかなか面白いですよ。 1月の舞台をご覧になった方は 想像できるかも?



仁木弾正(海老蔵)は原田甲斐(田村正和)  

渡辺外記左衛門(十蔵)は伊達安芸(伊東四郎)

山名持豊(寿猿)は酒井雅楽守(橋爪功)

大江鬼貫(猿弥)は伊達兵部(笹野高史) 

足利頼兼(海老蔵)は伊達綱宗(橋之助) 

多少役どころが違いますが 細川勝元(海老蔵)にあたるお役 久世大和守(竜雷太) 


主要人物だけですが、それぞれのお役が なかなか歌舞伎と一致しておりました。(笑)

ちなみに 鶴千代が亀千代(史実?)


政岡に当る人は今回の2時間SPでは登場いたしませんでしたが 
それに準ずるお役の人は居りました。  そして毒殺される 千松?も・・・(笑) 


長編の原作を 2時間のドラマに書き換えるのは かなり無理がございましたが 

それでも十分に楽しめました。 



忠臣蔵をはじめ 原作を歌舞伎と見比べてみるのも 楽しいかと存じます。