今日 8月新橋演舞場での公演 『石川五右衛門』のお稽古が
豊洲のお稽古場で 始まりました。


七之助さんはコクーンでの公演が30日まである為に 
まだ参加されておりませんが・・


それ以外の 団十郎さん 海老蔵さん 右近さん 猿弥さん他 
松竹の方々 スタッフ すべての方が集まり 
お稽古が始まりました。  


新作ですので まずは本読みです。



立ち稽古ではなく まず作品の全体像をつかむために行う 
全員での読み合わせですね。
 


今回私のお役は 秀吉(團十郎さん)の家来  
山口玄蕃 と云うお役です。


8人くらい 主だった家来が 登場いたしますが、 その中の1人です。


でも かなり五右衛門(海老蔵さん)とも絡んでおり 
さてさて、どういう事になりますでしょうか?(笑)


今日はまだまだ たたき台のお稽古です。
明日以降 台本とは違う(その場に応じて)台詞や動きを 
みんなで作っていく作業となります。


新作物の楽しいところですね。


で、 今日 ひと月お会いしなかった右近さんから一言!

「猿三郎さん ひと月の間に すごく痩せたね・・ どうしたの?」 って ・・・
(六月末から お会いしていなかったので かなり見た目には
 違って見えたようです。)


横で 猿弥さんが 「すいません 僕のせいなのです。」 と云って下さり
(・・・猿弥さんのせいではないのですけどね・・・)
先月の歌舞伎座公演のこと 右近さんも噂で聞かれたらしく 察して下さり
3人で笑って 過ごしました。


また、海老蔵さんからも 
「猿三郎さん ”あれ”で やつれたよね まだ戻ってないの?」

とも 云われてしまいました。(笑)


「痩せた」と「やつれた」は 随分 イメージが違いますが。。。
「痩せた」と言ってください~(笑)

ニケ月の名古屋公演で 少し オーバー気味でしたので 
これで ちょうどいいのです(苦笑)



右近さんは旦那が「天竺徳兵衛」や「西太后」の時の、旦那の代役を勤められ 

猿弥さんは 随分前の「ヤマトタケル」の時の、段治郎君休演の時の代役や 
「伊達の十役」の時の 私の吹き替えの代役をやって頂いた事は 
以前にも書きました。


また横に喜猿君が居て 彼も「西太后」の時の右近さんの代役の、
また代わりを勤め、「光緒帝」の役を四苦八苦していたのを思い出し 稽古の合間の休憩に
全員 代役 辛かった談 に話が咲きました。(笑)


今日、ここには おりませんでしたが 『新・三国志3』の 段治郎君も
旦那の代役 さぞ大変だったと思います。

彼と 比べるのは 今回の私の代役は 質が違いますし、
大変さも違うのですが・・・

また、彼とも 思い出話をする機会があったらと思います。



辛かったけれども みんな 後から思えば いい経験、いい思い出。

私だけではなく みんな その時は痩せたみたいです。 よかった・・・(笑)



また 新しく お芝居が始まります。 私たちのこの世界 本当に楽しいです。


毎月、新しい世界が始まると云うことは、毎月ワクワクして
毎月 千穐楽には 達成感を味わっております。


来月のお芝居、どんな作品を これから 作り上げていきますか。。。
8日の初日をお待ち下さいませ。