歌舞伎座 さよなら七月公演も 後3日。 
もう、いやんなるくらい早いです。(笑)

第2週の一週間は あんなに長かったのに・・・



話は変わって 歌舞伎座へご来場の皆様は良くご存知だと思いますが、
正面 向かって左側 奥に『歌舞伎そば』と云う 知る人ぞ知る!!
名物蕎麦屋さんがあります。 

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ここのお蕎麦 絶品で お昼時は行列をなしております。

かき揚げが本当にお美味しくて、私もよく食べに行きます。
(ちなみに、うどんはおいておりません)



でも11時頃からの開店なので お芝居を見に来られたお客様には、
逆にご存じないかもしれません


そして 実は歌舞伎座中3階にも 同じお店が出店しておりました。
最近は 聞くところによりますと 地下食堂で営業とか。


歌舞伎座の内部と 外では 味は同じなのですが 
ちょいと中と外で・・・(笑)

場所代と申しましょうか・・・




歌舞伎のお芝居でも 蕎麦やうどんが出てくる狂言が多くございます。


『雪昨夜入谷畦道』 ご存知 直侍ですが その場面の通称も『そば屋』

舞台上で片岡直次郎が お蕎麦を食べるシーン

ここのお蕎麦を 出前して舞台で使うことも ままございます。



また 『松浦の太鼓』でも大高源吾が 宗匠 宝井基角とばったり 会うのは
蕎麦屋の扮装でした。



このように 歌舞伎とそばは 切っても切れない縁がございます。

その昔、15世市村羽左衛門丈の直侍の『そば屋』で 
如何にも 美味しいそうに食べる様を見て 帰りにおそばを食べられる
お客様も多かったとか・・・ 今で言う サブリミナル効果でしょうか?(笑)


ではうどんはと云うと・・・ 上方の狂言で うどんが出てくる演目が
はたと 浮かんできません・・・


唯一 浮かんで来たのが なんと 歌舞伎十八番『助六』でした。

舞台は吉原 くゎんぺら門兵衛と福山のかつぎとのいざこざ。


江戸の粋と云われる吉原 ここになぜ?うどんなのか? 
はたと不思議に思ってしまいました。 


そのうどんですが 関西では歌舞伎そばに匹敵するうどん屋さんが
改装前の 京都南座には ございました。

とっても美味しいうどんの『かも川』と云うお店で 劇場上手側 2階にありました。

休憩中はお客様 対応・・ ですが いざ お芝居が始まると  
開演中には、楽屋にも配達して下さっていたので 
私たちも とっても重宝致しました。 (それも割引で・・笑)


残念だったのは、ここのお店も新しく南座開場となった折には 姿を消した事です。

と書いてから 気が付きました。
南座が新しくなってから もう20年近くなっております。
なんと!!! そんなに 経ちますか!


できれば歌舞伎そばは 歌舞伎座リニューアルの時には その味も変わらず 
どこかに 居て欲しいものです。 


うどんの出てくる お芝居 ご存知の方は ゲストブックにでも 
教えてください(笑)

思いつかないものですね