今月・・・

申し上げるの 本当に申し訳ないのですが、


毎朝、自宅にて朝食を頂きまして、ゆっくりした後に出勤し、
舞台を勤めまして、実は 昼食を家で頂く時間に帰宅しております


忙しい月もあれば、こんな月もあると 
ありがたくも 少し申し訳ない気持ちもございますが、

こうなったら、この時間、普段やりたくても出来なかった事を
するのが 一番ではないでしょうか。




今日は、午後から、自転車にて(実はつい先日、新しい自転車を買いました)
中仙道を 江戸に向けて旅をしてみました。


目的地は、前々から気にはなっていたのですが、
行く機会が無かった「八百屋お七」ゆかりのお寺。



「八百屋お七」と言えば、歌舞伎では『伊達娘恋緋鹿子』などが
有名ですが それ以前には 井原西鶴による『好色五人女』で取り上げられ
世間に知られるようになりました。


また、同じく歌舞伎の外題では『松竹梅湯島掛額』でも、お七を題材に
お芝居が作られております。


この『湯島の掛額』通称「お土砂」と言われますお芝居は、
九月歌舞伎座にて上演されます。



実は、父 嵐冠十郎の 本拠地 大阪にての最後の舞台となりました
作品でもございます。



また、私自身も、前々会の「紫派藤間流舞踊会」にて、
「櫓のお七」の人形振りでの「人形遣い」の役を勤めさせていただきました。



その、縁ある? お七ですが、毎日通っております白山通りの近くに
縁の地があるとは なんとなくは 聞いていたのですが・・・




今日、自宅から 旧中仙道を 縁切り榎、板橋宿、巣鴨、と経て、
まずは お七の供養の為に作られたと云う 大円寺の「ほうろく地蔵」に。

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また、その後 お七の墓のあると云う 円乗寺へ参りました。

お七の墓は ゲートが閉じられておりまして、その前からの写真に
なってしまいました。


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こんな近くに 縁の史跡があると云うこと、本当にびっくりです。


近くには『南総里見八犬伝』の作者 滝沢馬琴の 墓もあるそうです。
今日は行くことが出来ませんでしたが、今度は是非。


途中 寄り道、買い物等々をいたしまして、往復約三時間の
旅になりました。



案外東京にも 歌舞伎に縁のある史跡があるものですね。
時間のあります限り、また訪問してみたいものです。


皆様も、ご観劇の合間に、少し足を伸ばしてみられては
いかがでしょうか?

また、どこか お勧めの歌舞伎縁の地がございましたら、
是非 教えてください。