今日のブログは すご~くマイナーな話題で失礼いたします。


私が今月の演目の名称 西遊記に初めて触れたのは やはり子供の頃の
東映まんが 西遊記でしたでしょうか?


「おれは 孫悟空!孫悟空! ちょいと体の毛を抜いて 
 ふっと吹きゃ  何でも お望みし~だい!!」


この歌のメロディが すぐに浮かんでこられる方は 私、同様 
かなりのご年配(失礼いたしました・・・)でしょうか?(笑)

(このブログを書きながら、一曲通して 歌ってしまいました・・・)



テレビでまだ アニメなんてものが無い時代 父に連れて行ってもらった 
大阪道頓堀の東映の映画館 (もう現在では 閉館になってしまいましたが・・)

そこで初めて見たのが 総天然色(カラーを昔はこう読んでいました。)の
まんが映画『西遊記』でした。


故手塚治虫さんの原作で ディズニー映画にも匹敵するできばえに 子供心にも
本当に驚嘆したものです。


暴れん坊の石猿の悟空 その幼馴染のリンディン
(この恋人・・ いや恋猿?の可愛いこと!!)

そして悪役の 金閣銀閣や 初めは敵対する猪八戒 沙悟浄のふたり 二匹?

でもお釈迦さんの掌の上で えらそうにしている孫悟空の小ささが
子供心にも よく分かり 三蔵法師に従って 天竺へ行く物語。


私にとって 夢物語の原点とも言える作品でした。


その後 アニメの悟空の大冒険や 故夏目雅子さん、堺正章さんの西遊記はじめ
(三蔵法師と言えば夏目雅子さんとおっしゃる方・・・
 三十代以上の方には 多いのではないでしょうか・・・笑) 

最近では香取慎吾さんの西遊記など いろんな作品がありますね。


昨日、今日など、案外親子連れの方が 多くいらっしゃいました。
半蔵門の駅で、ポスターを見ながら

「今日は このお芝居を みるのよ~」と
はなしておられる 親子連れを見ますと、妙に嬉しくなってしまいます。


その横を通り過ぎる際に

「私、出てますよ~」

なんて、言えるわけも無く(笑)


心の中で(どうぞ 楽しんでいただけますように・・・・)と
思いながら、劇場に向かっております。



親御さんに連れられて 初めて見る 歌舞伎が 
西遊記と云うお子様もいらっしゃるでしょうか。


これからご覧になる子供さんも 今回の歌舞伎鑑賞教室の西遊記が 
原点になってもらえるといいなあ なんて思いながら 
毎日舞台に立っております。