さあ 今日の夜の部が終わってあますところ あと1回の公演を残すだけとなりました。


結構 今日の夜の部もリピーターのお客様も多くおられ 
私のギャグも先を越され ずっこけてしまいました。(笑)


明日は千穐楽ですが この今夜のブログを読まれてから 
明日の千秋楽の公演をご覧になると また楽しいかも知れません

最もそのお客様は少数だと思いますが・・・・(思いたいです  笑)


で 昨日申し上げましたネタばれ 種明かし 
今日は少し多めに明かしてみましょうか?





まず 幕あき日本橋の場面 !!!


背景に富士山が見えます。 と 云う事は 橋を渡って登場する お吉 三吉
そして 弥次さん喜多さん みんな江戸に着いた事を意味しております。



本当にこれから旅立つのであれば 舞台奥に橋を渡って行かなくてはなりませんよね。
でも、そんな事をしていては、客席には背中しか見えません。
よく考えると なんだか 変なの?(笑) 

みんな これから いったいどこに行くのでしょうか(笑)
皆さん、お気づきでしたか?




で 新陰流の達人 赤堀伊右衛門 
あんな前髪の新米のスリにいとも簡単に 宝玉をスラれてしまいます。  
その時はスラれた事もわかりません!!

(・・・どこが達人やねん!!)

小田原、箱根まで追いかけていく 執念は ある意味達人でしょうか(笑)




箱根山中でみんなが揃う場面 宝もの 連判状は色んなところへ渡りますが
お吉 三吉はここで たち消えでどこへいったんや?

結局、宝物も連判状も(これは彼らには 一文の価値も無いでしょうが)
手にすることは出来ません。
(・・・役者が少ないのでこのあと出て参りません 無責任な・・・・笑
 この後、いったい二人は どうしたのでしょうね) 



で 鞠子宿の種明かし 舞台稽古の時 あの『とろろ』をこぼした時 誰ひとり
立ち上がるどころか 滑って転んで 四つん這いにも慣れませんでした。
(・・・弥次さん喜多さんも含めて みんな寝そべった状態・・・笑)


もちろん八木節など踊れる訳もなし その材料は牛乳と片栗粉でしたが
余りにも滑るために 改良・・・ 
初日からは 水と小麦粉を混ぜたものになりました。
水と小麦粉で滑っております。


そして 顔にとろろを塗りたくられる子分たち。
あれはシェービングクリームです。(笑)



で 2幕 ゲストブックにどなたかが 劇中 春猿さんを乗せた馬の脚は 
右近さん 段治郎くんではありませんよね・・と ご指摘を頂きました。

確かに 劇中の馬の脚役はお二人ではありません



馬の脚は大変 技術のいる役でもあり また 第三者のお手伝いが無くては
馬の足に 入る事も 出る事もできません 

ですからあの短時間のうちに 春猿さんを乗せたまま崩れた馬から出て、 
浪の下から 二人が出てくることはあり得ないのです。


では 誰が劇中の馬の脚か? 

ごめんなさい これは 企業秘密でもあり 個人のプライバシーにもかかわりますので
名前の明示は ご勘弁ください。 


とは云え 今回のこの劇中の馬の脚役 いつもと違って 大変な体力の他 
体や膝への負担 とてもきついらしいです。 

普段の馬の脚ではあんな無理なお芝居はしませんものね・・・


でも お客様に喜んで頂ける事が 気持ちの支えになっているのは事実です。
普段の馬の足では 見ることの出来ない「馬の足の演技」も
みられるそうです(私は見られませんが・・・)




あまり 全部をお知らせしても 興ざめでしょうから 明日は後編と云う事で
今日はこのくらいで・・・・


でも 色んな嘘があるからお芝居でさア(笑)楽しめるんです。・・・・



明日のブログは 東京へ戻ってからのブログとなります。


正直 2か月の名古屋は 長かったです(笑) 

では また明日に・・・