名古屋御園座から帰って、この四日間で
冠婚葬祭の「冠」を除く三つの行事が慌ただしく終了しました。
(祭の意味は違いますが、そこは お見逃し下さい)

恐らく皆様もそうでしょうが、辛いこと悲しいことがあっても
次の日からは また新たな 生活が始まります。


新たな気持ちで、今日お稽古が再開されました。



旦那を迎え、それらを忘れるような 一丸となったお稽古始でありました。




でもやはり、ここに一つ、大きな穴が開いた事を感じました。



いつも銀座でのお稽古には、必ず紫先生がいらっしゃり、
そのたびごとに、廊下の机の上には 出演者や裏方さんたちの為に
好きな時間に、食べられるようにと、パンやおにぎりやお菓子が山のように
つまれていたものです。

残った食べ物は、ありがたく みなで持ち帰ったりもしておりました。


「食べなさい食べなさい」と おっしゃっていた先生が、
もういらっしゃらないのだと言う事を 
そんなところで実感してしまいました。



紫先生の思い出を語るのに 食べ物からかと お思いになるかもしれませんが。。。

やはり、もう一つ 忘れられないことがございます。


これも名古屋の中日劇場だったと思いますが・・・

先生が来名されたおり、お惣菜やおにぎりなどを 本当にたくさん
買ってきてくださり、
「今日の夕飯のたしにしなさい」と 仰ってくださっていたことが
思い出されます。

外で食べることもございますが、基本的には 部屋食の私の様なものには、
ビールのつまみに、また、夕飯として、本当にありがたく頂いたものです。



もちろん、出演者全員を 豪華なホテルにお誘いくださったことも
多々ありましたが、こういった庶民的なことも 
なんの違和感も無くしてくださる 素敵な「おかみさん」でありました。



まだまだ紫先生の思い出は つきませんが、今日はほんの一部を・・・

食べ物以外のお話は またいずれ。。。

・・・先生、最初にこんな話で ごめんなさい・・・