先日 あるテレビ局で50周年記念番組として レッドクリフⅠを放映しておりました。

現在 パートⅡを各地で上映しておりますね。


私 映画でパートⅠ上映の折には見に行けなかったので 放映を大変楽しみにしており
DVDに録画したのを最近見ました。 

もちろん『三国志』を基本とした スケールのドでかい 超大作です。


「レッドクリフ」なんて言われると 馴染みがありませんが 
(赤壁の戦い)の英語読みかあ と変に 改めて納得してしまいました。


欧米などの人々は この中国の歴史劇 どのようにとらえられているのでしょうか。


私は 子供のころから大好きな 英雄伝説で 個人的にもよく読んでおりました。


そして 普段 歌舞伎公演で御一緒させて頂くことの多い 
中村獅童さんが出ておられると なんか身近な作品のように感じます。


そして『曹操』は「段四郎」さん『孫権』は「歌六」さん 
『孫権 妹』は「笑三郎」さん

なあんて 思ってしまうのは 私だけではないでしょう? でしょう?


どうしても スーパー歌舞伎の『新・三国志』シリーズを思い出してしまいます。

でも 本当にその事をご存じの方も  もう少なくなられたでしょうね。


赤壁の戦いでの関羽はもちろん 師・猿之助旦那 

船上から負け戦の曹操を 見逃す男儀の場面は本当に眼に残っております。

 

時代に応じたお芝居 映画がどんどん 時代とともに過ぎて行き
古典と云われ 見ていた事 そのお芝居に出演していた事も
どんどん貴重な存在となっていくわけです。


世の中の摂理ですね。



今回の『雷神不動北山桜』も 江戸時代からの演目で 大当りで受けた時代もあれば
つまらないと埋もれていた時代もあり また 
海老蔵さんのように 新たなスターが生まれると
面白くないと 思われていた作品が 俄然 日の目を見て 
こんなに面白い作品があったのかと その時代の人に喜ばれます。


時代の 波 風 先見の目 オーラ 
私には、あまり関係のない言葉かも知れませんが 岡目八目。

脇で見ていると 本当に面白いものですよ。


今日の写真も 私は気がつきませんでしたが 
「猿三郎さんのブログに ぴったりの構図でしょ?」と 
若い人に教えて頂き 「本当だ!」 と 今日の題材にさせて頂きました。


木の島神社の場面 雨乞いの神楽を踊る 巫女たちが
一斉に支度をしているところです。

イメージ 1


実はこの時間は 師のお手伝いのお弟子さん 早拵えの人 先に拵えが終わって 
化粧前で待っている人 等 
この一列になるのは出番の前 ほんの2・3分くらいの事なのです。

実に、太陽系惑星直列に等しい(と云うのは 大げさですか?・・・笑) 
 

なんでもないひと時が 俄然面白い構図に変化する時です。