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五人男のひとり、南郷力丸が稲瀬川の勢揃いで着る着物。

染め模様が、先日ご紹介した「稲妻に雷獣」。
あまり聞き慣れないこの雷獣ってご存知ですか?


私も実は知りませんでしたので、この機会に調べてみました。
Wikipedia (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E7%8D%A3
によると


落雷とともにあらわれる妖怪で、
体長2尺前後(約60センチメートル)の仔犬、
またはタヌキに似て、尾が7,8寸(約21から24センチメートル)、
鋭い爪を有する動物 だそうです。


一説には『平家物語』において源頼政に退治された妖怪・鵺(ぬえ)は
実は雷獣であるともいわれる、とか。


大きさもそれほど大きくなく、稲妻を光らせ、雷を鳴らしながら
雲の上を走り回っているのだそうです。


もちろん想像上の獣ですが、龍や唐獅子などと違い、
あまり知られてはおりませんね。マイナーな存在ですが・・・


浜松屋を強請った分け前を弁天に、直接「くれ!」と言えない
南郷の人柄に合った獣と云う事でしょうか? (笑)

今日の写真はその南郷の着付けの染め模様。
稲妻に雷獣です。