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今日は本当に谷間の谷間 昨日の深夜に帰宅後 昨日と今日は 私の藤間のお稽古は
ありません 

明日、明後日の本番に気持ちを切り替えて行くだけですが、 
こんな日は逆に 何をやっても落ち着きません


そこで 一番 落ち着く方法は 自分を追い込むことです。

舞踊会のお稽古は もうなんとか自分流に段取りはつきました。

今度はそれと並行して行われる 11月の新橋演舞場の 伊勢音頭のお稽古です。

今日は自分なりに、先日も書かせて頂いた25年前の「若鮎の会」の伊勢音頭の台本を
引っぱり出してきました。

ただの古い台本 人から見ればそう見えますが これは私にとっては何物にも代えがたい財産です。 


昭和58年の8月の勉強会 13代目片岡仁左衛門さんの京都のご自宅へみんなで伺いました。

一言一言 上方なまりの発音を 一から教えて下さり そのアクセントがそのまま台本に書き写してありました。
 

あの頃は教えて頂く事が当たり前のように思っていた自分。 

その大事なことのほとんどが すくっても掌の隙間からこぼれてしまう水のように
残っているのは ごく一部だけ・・・・(なんとも申し訳ない事です。)

でも この台本のあるおかげで あと二分くらいは、思い出しました。

今から思えば どれだけ 傍若無人な教えられ子! 若鮎の私たちであったでしょう。


もう一度 初心に帰って この伊勢音頭の岩次のお役 勤めさせて頂きたいと思います。


今日の写真は その岩次をさせて頂いた時の 若鮎の台本です。

この時の『第四回 若鮎の会』では「絵本太功記十段目」「伊勢音頭恋寝刃」「勢獅子」と三本の演目を勉強し それぞれが三本ともに出演致しておりました。

福岡貢が中村鴈乃助 お紺が片岡千次郎(現 上村吉弥)
お岸が片岡孝二郎(現 片岡嶋之丞) 万野が嵐雛三(現 片岡比奈三) 他

その時、片岡千代丸だけが 子役で勢獅子だけに出演致しておりました。

何を隠そう 現在の片岡愛之助でございます。
 

この時私は、絵本太閤記十段目では武智光秀の一子 武智十次郎もさせて頂きました。

その 教えて頂いた大事なことも 台本に書いてありました。 


やはり こう云ったアナログ的な方が いざと云う時 役に立つのかも・・・・


このお話は また近いうちに・・・・