本当にありがとうございました。
この場をお借り致しまして、お礼申し上げます。
昨夜のお稽古だけでは余りにも準備不足のために心もとなく 出演者 演出部 共に
気になり いまいち不安な所を今朝 ８時からもう一度洗い直し
11時開演にこぎつけました。
私は、正直に申しまして 幕が開いてどこかで ガッチンコが起きるのではないかと
不安に思いましたが 幸い事故も無く 昼 夜の部ともにお客様に喜んで頂いての
お芝居の幕が下りたと思います。
（昼夜ともそれぞれ ちょっと笑いのあるミスはございましたが・・・
これは御愛嬌と お許しくださいませ。）
私たち猿之助一門も 久し振りの他流試合（中には初めての人もおりますが・・）で
楽しみながらも緊張感のある舞台 清々しい気持ちで今日の舞台 初日を終えました。
それにしても 石松と云う物語。
お客様の反応はうれしいほどに喜んで下さり 今更ながらに 石松の人物 エピソードに至るまで お客様の期待を裏切らない 物語作りにしなくてはいけないんだなあ と
改めて思いました。
お客様の中には 市川右近さん 貴水博之さん主演は関係なく ご年配のそれこそ
広沢虎蔵さんの浪曲の石松ファンの方であろうと見受けられた方も多くおられるように
思いました。
いつの時代になっても お客様の求めるその面白さは、変わってはいけないんだなあと
考えを深くした次第です。
そんな中 大事な清水次郎長をさせて頂いている私。 皆様の期待を裏切らないような
次郎長を演じて参りたいと思います。
今日の写真は恥かしながらも私の次郎長です。
名古屋はもう終わってしまいましたが、神戸 東京でのお芝居
大事に演じさせて頂きたいと思います。