今日のタイトルを読まれた方は 毎日お稽古してるのに 久しぶりとはなんぞや?
なんて思われたかも知れません


昨日は 石松のお稽古の自分の出番が終わり次第 6人の人間が芝公園のお稽古場より
赤坂 藤間のお稽古場へ移動しました。

私をはじめ 猿四郎くん 笑三くん 猿若くん 喜猿くん 喜之助くんです。
そして赤坂のお稽古場で 猿琉くん 猿治郎くんと合流しました。


そう10月27・28日に歌舞伎座で行われる藤間会のお稽古に集まったのです。

藤間紫先生の下 藤間流のお師匠さんたちとの合同稽古。

6時過ぎから「女伊達」「雷船頭」「申酉」と3つの演目のお稽古が行われました。


お師匠さんたちとのお稽古は なかなか時間が合わず それほど多くはできません

ですからこの時に呼吸を合わせておかなければと「女伊達」だけで3時間くらいかかり
私が終わったのが9時過ぎで 帰宅は10時を回りました。
(私は笑三くんと女伊達の男伊達に出ております。)

私の出番はそれだけだったので先に失礼したのですが、他の7人は3つとも出演しており
その後のお稽古は 恐らく12時を越えたのではないかと思います。


ここで私 今年はスーパー歌舞伎や 泉鏡花の作品 そして新・水滸伝 石松と
日本舞踊に関わるお仕事がなかったなあと思い 1月の新橋演舞場以来
半年以上 日舞のお稽古をしていませんでした。

(もちろん個人での日々のお稽古は少なからず 心がけておりますが、そのお稽古は
体を動かすだけ 手順を追うだけのお稽古となり 師である紫先生や猿之助旦那の前での
お稽古とは 必然的に意味が違います。
 やはり師を前にしないお稽古は 本来のお稽古ではありません) 

昨日のお稽古で これはえらいこっちゃ~と 体の動かないことにあわてました。
その事が あちらのお師匠さんが手順を覚えられる時間と相まって 
3時間のお稽古になったのですが・・・・(笑)

でも久しぶりに体を動かし 汗をかき その楽しさに やはり私は歌舞伎役者なんだと
自分で喜んだ次第であります。
(少々 体はあちこち パンパンに張っていますが・・・苦笑)


スーパー歌舞伎の踊りは新・水滸伝なども含めて  やはり日本舞踊とは違います。 


いつでも 日本舞踊のお稽古は欠かしてはいけないなあ と 感じた次第です。